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NEC、新IaaSを来春から提供--低価格版と高可用版の2つを用意

大河原克行

2013-09-12 17:19

 NECは9月12日、新クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」を10月から販売すると発表した。2014年4月からサービスを提供する。同サービスを提供する拠点として、神奈川県内にNEC神奈川データセンターを2014年1月に新設することも発表した。

 新しいIaaSは、国内トップクラスの低価格を実現したという「NEC Cloud IaaS(STD:スタンダード)」と、高性能と高信頼性を追求したとする「NEC Cloud IaaS(HA:ハイアベイラビリティ)」の2つで構成される。


NEC 執行役員 中江靖之氏

 NEC執行役員の中江靖之氏は、「RIACUBEやRIACUBE-Vの後継サービスになるのがNEC Cloud IaaS。これまでの延長線上では低価格化などで課題があったことから新たな体制を整えた。SI力、運用力、技術力、プラットフォーム提供力といったNECが持つ総合力によって提供するサービスであり、スタンダードは、競合には負けない価格設定とした。私の毎月の携帯電話の使用料金よりも安い」と位置付けている。

 スタンダードは、仮想CPUが1つ、メモリ4Gバイト、ストレージ100Gバイトの最小構成での税別価格は月額が6700円から。負荷変動が大きなウェブサーバや大規模な並列処理に適したサービスと位置付けている。処理量に応じてサーバ台数を迅速に増減できるとともに、時間課金によるコストの最適化が可能だとしている。

 ハイアベイラビリティは、基幹業務に最適化した高性能、高信頼性サービスで、CPUコア数やメモリの柔軟な拡張が可能であるため、データベースなどの処理量が増加した際にも、サーバの性能をきめ細かく向上させることが可能となっている。税別価格は月額1万900円から。

 同サービスに加えて、他のクラウド基盤サービスやユーザー企業が構築したシステムなどのサーバやストレージ、ネットワークを同一画面で統合的に運用管理できるセルフサービスポータルも提供する。監視、利用状況、構成情報などを統合的に管理できる機能を提供することで、クラウド導入の進展に伴い複雑化する運用管理業務の効率化を図るという。

スタンダードとハイアベイラビリティの構成 スタンダードとハイアベイラビリティの構成
※クリックすると拡大画像が見られます

 NECがユーザー企業に代わって、システム全体の統合運用を行うサービスも提供するという。セキュリティオペレーションセンターがNEC内部のセキュリティ専門組織「CSIRT」と連携して、外部からの脅威に対するセキュリティを確保しているという。

 同社では、Cloud IaaSで2017年度に1200億円の売上高を目指すという。

 RIACUBE-Vは、既存ユーザーに対しては、今後も継続的にサービスを提供し、増設にも対応していくとした。

PaaSの展開も考慮

 一方、同サービスを提供することを目的に設立するNEC神奈川データセンターは、NEC独自の省電力製品や技術を活用。最新の低消費電力CPUを採用した省電力高集積サーバを新たに開発するとともに、スパコン技術を活用した超高密度実装で設置面積低減にも貢献しているという。

 スタンダード向けにオープンソースソフトウェア(OSS)のIaaS基盤構築ソフトウェア「OpenStack」を採用したほか、ハイアベイラビリティ向けには基幹データベースを配置した。スタンダードとハイアベイラビリティを同一センター内で密連携が可能になっており、負荷変動が大きいウェブサービスはスタンダード、高信頼性が求められる基幹業務データベースはハイアベイラビリティといった2つのサービスの使い分けが可能になるという。

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