クラウド戦略を大きく前進--Red Hatなどと提携を発表
この日は、パブリッククラウドのパートナーとして新たに、「Windows Azure」のMicrosoft、「Google Cloud Platform」のGoogle、CenturyLinkが加わったと発表した。
もう1つの発表が「OpenStack」でのRed Hatとの提携で、共同で大企業向けのOpenStackを開発する。DellはRed Hatの「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform」で初のOEM企業となる。
提携先としてDropboxの名前も挙がった。Dropboxが先に発表した「Dropbox for Enterprise」とDellの「Data Protection Cloud Edition」を組み合わせるもので、これにより企業は規模を問わずクラウド上で安全なファイル共有の仕組みを利用できる。
クラウドでは、管理も重点分野と位置づける。マルチクラウド環境を管理する「Dell Boomi」、買収したEnstratiusの製品を土台にパブリッククラウドとプライベートクラウド上でのサービス利用を制御する「Dell Cloud Manager」の2種類を展開する。
「クラウド戦略の中核は、選択肢と柔軟性の提供」とDell氏。これにサービスを組み合わせることで、顧客は自社の固有のニーズに合うクラウドインフラを構築できるという。「クラウドをやるならDellと一緒に」とDell氏は呼び掛けた。
最後にDell氏は「技術は変わったが、Dellは常に顧客の意見を聞いてきた。これは変わらないDellの本質だ」と述べ、これまで蓄積した顧客の事業や業界の深い知識を土台に本物の関係を構築できると述べた。
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