「Android」 VS. 「Windows」--本当のデスクトップ戦争が始まる - (page 2)

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2014-01-22 07:30

 現時点では、デスクトップ分野ではAndroidの需要は少ないという議論は妥当だろう。しかし、昨今の消費者のWindowsに対する忠誠心は、どれほどのものだろうか?

 消費者は、WindowsのためにPCを買うわけではない。自分がやりたいことに役立つデバイスを買う。ほとんどの消費者には、OSについてのこだわりはない。タブレットでWindowsが使えないことに不平を言うユーザーはほとんどいないのだ。消費者がこれまでWindows PCを購入していたのは、それ以外に選択肢がなかったという理由が大きい。Androidを使って満足した経験から、人々はデスクトップでAndroidを試しても構わないと思うかもしれない。

 一般消費者の間でAndroid PCが使われるようになれば、職場にも登場するようになるはずだ。

 MicrosoftはWindows RTによってAndroidの脅威を排除しようとしたが(今のところうまく行っていない)、その取り組みを改善する時間はある。

 消費者がAndroidタブレットやChromebookに魅力を感じたとしても、Microsoftの中心的な法人顧客は、今後も長い間それに抵抗する可能性が強い。多くの企業はインフラ全体に関してMicrosoftに大金を投じており、それを大きく変えることは当分難しい。

 このため、Windowsに対する脅威があるとしても、企業に関して大きな影響を与えるには、あと10年はかかるだろう。その間には、Windowsも大きく進化して、自分の得意とする分野でAndroidの脅威と戦う準備を整えるはずだ。

 しかし、長期的に見れば、デスクトップ分野でどちらのOSが主流になるかは、あまり重要な問題ではないかもしれない。

 PCの販売台数が今後また増えるとは考えにくいし、PCがコンピュータの形式として主流であった時代は終わった。消費者は、タブレット型のデバイスに満足している。家庭にはまだ共用のPCがあり、必要に応じて使われているが、日常的には自分のスマートフォンやタブレットを使っている人が多い。

 同じことが、オフィスでも起こると考えるのはおかしいだろうか?PCはかつてのワークステーション(あるいはもう少し安いコピー機やFAX)のような存在になるのだろうか?PCは今後、確かに置いておく必要はあるが、すべての机の上に置く必要はないものになるのかもしれない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

Keep up with ZDNet Japan
ZDNet JapanはFacebookTwitterRSSメールマガジンでも情報を配信しています。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]