日本オラクルは1月23日、アプリケーションサーバ専用機の新版「Oracle Exalogic Elastic Cloud X4-2」の提供を開始した。税別価格は最小構成で4021万7409円から。Javaベースなど多数のアプリケーションを同じ筐体上で実行できる。
Exalogic X4-2は、フルラック構成で720個のプロセッサコア、7.5Tバイトのメモリ、24Tバイトのフラッシュメモリを搭載できる。前機種と比較して処理性能がサーバあたり約50%向上、ストレージ領域が33%増加した。広範な機能オプションで業務アプリケーションの展開や集約で発生するコストや複雑さを低減できるとしている。
(日本オラクル提供)
仮想化機能「Oracle VM Server」とシステム全体の仮想マシン群を簡単に作成、構成する「Oracle Virtual Assembly Builder」を組み合わせることで、仮想環境でも基幹業務アプリケーションの性能を落とすことがないという。
オラクル製アプリケーション専用の参照構成「Oracle Exalogic Oracle VM Templates for Oracle Applications」で、アプリケーション統合までの時間を数週間から数分間に短縮するとしている。同社のインメモリアプリケーション製品群に対応し、前機種からメモリを増量しているため、同製品群を10~20倍高速に実行し、業務プロセスを迅速に展開できるという。
Exalogic X4-2上でJavaアプリケーションサーバ「Oracle WebLogic Server」を実行した場合と、他社製ハイパーバイザを搭載した汎用サーバ上でJava EE準拠のアプリケーションを実行した場合と比較して、アプリケーションサーバの性能を約26倍向上できるという。