そして、このコメントに続いたのが冒頭の発言である。「モデリングによって将来予測を実施してこそアナリティクス」と強調する吉田氏は、使命感を持ってこの正しい認識を広めていく構えだ。
「わかるまでマイクロソフトがとことんサポートさせていただく」 (日本マイクロソフト 宗像淳 執行役)

日本マイクロソフト 執行役 宗像淳氏
日本マイクロソフトが先ごろ、4月9日にサポートが終了するWindows XPを搭載したPCから、最新製品であるWindows 8.1とOffice 2013を搭載したPCへ買い替えたユーザーを対象に、データ移行方法や初期設定に関して電話やウェブを通じて無償でサポートする「Office搭載パソコン乗り換えサポート窓口」を5月31日までの期間限定で開設したことを発表した。
同社執行役でコンシューマー&パートナーグループ オフィスプレインストール事業統括本部長を務める宗像淳氏の冒頭の発言は、その発表会見で、期限が迫ってきたWindows XPのサポート終了に伴う今回の取り組みに向けた同社の姿勢を強調したものである。
今回の乗り換えサポート窓口の開設は、現在Windows XPを使用しているユーザーに、安心してWindows 8.1とOffice 2013を搭載したPCへ買い替えてもらうことを目的として打ち出した施策。買い替えた際、設定ををどうしたらよいか分からない、あるいは蓄積したデータを古いPCから新しいPCへ移行したいが不安だといったユーザーに対して分かりやすく丁寧に説明するとしている。
2001年10月に発売されたWindows XP、および2003年9月に発売されたOffice 2003は、日本マイクロソフトによる「サポートライフサイクルポリシー」に基づくサポートの提供が4月9日で終了となる。サポート終了後は、セキュリティ上の脅威への対応が困難な状況になることから、日本マイクロソフトではパートナー各社と連携しながら、最新のPC環境への速やかな移行促進に取り組んでいる。
宗像氏は会見の中で、「とことんサポート」という言葉を幾度も繰り返していた。いよいよ期限が迫ってきた中で、日本マイクロソフトはWindows XPの“提供者責任”を懸命に果たそうとしているようだ。