SAS Institute Japanは1月15日、オムニチャネル化を支援するデジタルマーケティングスイート「SAS Adaptive Customer Experience」の提供を国内で開始したと発表した。
Adaptive Customer Experienceは、ウェブサイト分析とその他のオンラインおよびオフラインの顧客データを統合、管理し、ウェブ、ダイレクトメール、電子メールや営業店、コールセンターなどさまざまなチャネルを使って接客し、一貫した使い勝手を実現するという。サイトのタグ付けの必要がなく、リアルタイムでデータを収集でき、コスト削減に貢献するほか、サイトのアクセス解析機能だけでなく顧客のニーズに合わせてリアルタイムに提案する機能も提供する。
同スイートは以下の3つのソリューションから構成されているほか、モジュール構造となっているため、必要に応じて機能を追加できる。
- データを他のチャネルからの情報と統合し、ウェブでのやり取りを把握し、それを顧客情報に変換することで、ウェブを訪問する顧客への理解を深め、モデリング、マーケティングをさらに効率的に実施できるようにする「SAS Customer Experience Analytics」。
- オンラインとオフラインのデータを組み合わせることで、対象顧客へのターゲティング施策を実施する「SAS Customer Experience Targeting」。
- 個々の消費者に合わせて作り込んだウェブページを経由し、リアルタイムのオファーを提供できるようにする「SAS Customer Experience Personalization」。
SASでは、この製品を通じて企業のオムニチャネル化を推進し、顧客とのコミュニケーションにおける顧客体験価値の向上を支援するとしている。
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