XPサポート終了控えVDIに「爆発的な反応」--AWSセリプスキー氏 - (page 2)

岡田靖

2014-03-28 07:30

 「システムインテグレーターには大きなビジネス機会がある。クラウド上でのインテグレーションに際しては、オンプレミスで構築する場合に比べて俊敏性が高まるという利点がある。あるユーザーは、クラウドによってオンプレミスの4分の1の期間で構築できたと語っていた。短期間に巨大なリソースを調達できるクラウドにより、俊敏性と柔軟性が大きく向上し、顧客にもシステムインテグレーターにとってもチャンスになるのだ」(Selipsky氏)

 ERPパッケージ「COMPANY」シリーズのSaaS版をAWSで提供しているワークスアプリケーションズについては「ここ数年、密に連携しているパートナー」とのこと。

 「今後、特に日本では、ERPなどエンタープライズシステムをAWS上で、という例がさらに増えてくる。ワークスアプリケーションズだけでなく、SAPの導入数もかなり伸びている。例えばケンコーコムのERP事例では、オンプレミスと比べて65%のコストを削減したと聞いている」(Selipsky氏)

新たにVDIサービスも投入

 Selipsky氏は、AWSが既存のITベンダーに対し、「クラウドサービスの経験値」「イノベーションのスピード」などの点で優位性を持つとする。

 「今後もイノベーションの速度を落とさない。エンタープライズ向けには、既存アプリケーションの移行をより容易にするために役立つサービスやツールなどを投入していくつもりだ。また、スタック上層のサービスにも注力する。2013年11月にラスベガスで開催したイベント『re:Invent』では、“Desktop as a Service”を打ち出し、VDIサービス『Amazon WrokSpaces』をリリースした」(Selipsky氏)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 56 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. ビジネスアプリケーション

    生成 AI の可能性を最大限に引き出すためにできること—AI インフラストラクチャの戦略ガイド

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]