7. 投資を行っているベンチャーキャピタリストの女性割合は4.2%
これは、Fortuneが542人のパートナーレベルのベンチャーキャピタリストを対象に行った調査によるものだ。調査対象となったベンチャーキャピタルのうち、女性が率いているのは23社だった。Fortuneはこの結果を、Fortune 500の中で、女性の最高経営責任者(CEO)がいる企業の割合(4.6%)とも比較している。しかしほかの研究によると、投資を行っているベンチャーキャピタリストのうち、女性の割合は約11%で、シニアパートナーレベルの数は4%程度にとどまっているという結果もある。
8. Indiegogoのキャンペーンの47%は女性がリーダー
これは、クラウドファンディングサイトのIndiegogoの創設者Danae Ringelmann氏がたびたび紹介するデータだが、これには正当な理由がある。クラウドファンディングは、多くの人が資金調達に関われるようにするのに役立っており、その過程で、女性が自分のアイデアをより多様な人々に示せば、従来の投資家に売り込んだ場合よりも高確率で資金を獲得できることが分かってきている。
9. テクノロジ利用の先頭に立つのは女性
IntelのGenevieve Bell氏が2012年に行った調査によると、欧米各国の女性のインターネット利用率は、男性よりも17%高いという。女性は、携帯電話や位置情報サービスの利用度が高く、Skypeユーザー増加率が最も高く、人数でも最大だ。さらに、ほとんどのソーシャルメディアでは女性の方がより頻繁に利用している。テクノロジデバイスの所有者の大部分も女性だ。
10. テクノロジ業界の女性の56%がキャリアの途中で会社を辞める
NCWITによると、会社を辞めた女性のうち、24%は別の会社で非技術系の仕事に就き、22%はテクノロジ分野でフリーランスとして仕事をし、20%が仕事をせず、10%がスタートアップ企業で働くようになったという。これは男性の労働移動率の2倍だ。
11. 女性幹部のいるスタートアップの方が成功しやすい
Dow Jonesは2012年に、1997年から2011年までにベンチャーキャピタルの投資を受けた企業を対象にした調査を発表した。株式を公開したか、買収された企業が「成功した企業」と定義された。成功した企業のうち、女性幹部がいる割合は7.1%だった。一方、成功しなかった企業では3.1%だった。しかしこの調査では、そうした企業が成功した(あるいはしなかった)理由や、最も成功した企業について、女性がどのような幹部ポジションにいたのかに関して、掘り下げて調査してはいない。
12. ソフトウェア開発者の女性割合は20%
米労働省は、企業職の56%、医師の36%が女性だとしている。反対に、シリコンバレーのスタートアップについてのある調査によると、シリコンバレーのエンジニアにおける女性の割合はわずか12%だという。
13. 女性は男性より希望給与額が低い
テキサス大学による研究では、女性は採用面接での希望給与額が男性よりも7000ドル低いことが明らかになった。しかし、友人や同僚の代理として交渉するよう頼まれると、女性は男性と同等の額を要求した。
14. UCバークレー校のコンピュータサイエンス入門クラスで、女子学生の数が男子学生を初めて上回る
カリフォルニア大学バークレー校では2014年春学期に、同校が記録を取り始めて以来初めて、コンピュータサイエンスの入門コースの履修登録数で、女子学生が男子学生を上回った(女子学生が106人、男子学生が104人)。この授業は、授業名を「Introduction to Symbolic Programming(シンボリックプログラミング入門)」から「Beauty and the Joy of Computing(コンピューティングの美と喜び)」に変更したところ、女子学生の履修者が50%増加した。カリキュラムの変更や、単に説明を興味深いものにするなど、方法はさまざまだが、女子学生にこうした授業を履修させるためには、ちょっとした改善が必要になっている。
15. コンピュータサイエンスに対する女子生徒の関心は高い
2013年末、Code.orgは「Hour of Code」キャンペーンを立ち上げ、コンピュータサイエンス教育の強化を提唱した。キャンペーンの第1週目を終えた時点で、1500万人の生徒が合計5億行以上のプログラムを書いていた。そしてその参加者の半分以上が女子生徒だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。