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米労働統計局によると、2020年には、米国でのコンピュータサイエンスの求人数が140万件になるという。そのすべての数に対応する人材を生み出すには、スピードを上げて遅れを取り戻す必要がある。
米労働統計局によると、女性の68%が大学に進学しており(男性は63%)、大学の卒業率でも女性が男性を次第に上回るようになっている。しかし女性は、テクノロジ業界の労働人口のわずか4分の1を占めるにとどまっている。
この記事では、知っておくべき15の重要な統計データを紹介する。その中には、明るい話題もいくつかある。
これは、National Center for Women & Information Technology(NCWIT)の最近の統計による数字だ。さらにその内訳のデータもある。
Narrow the Gappによると週給の差は333ドルで、1年では1万7316ドルになる。同サイトではさらに、コンピュータおよび数学関連の仕事をする女性は、男性の給料1ドルに対して、84セントしか受け取っていないとしている。週給では214ドルの差になる。米国全体の平均では、男性の給料1ドルに対して、女性の給料は80セントである。
Googleが6月に発表した調査では、同社は約1600人の男女を対象にアンケートを行った。その結果、若い女性はコンピュータサイエンスの本当の意味を教わっておらず、それを学ぶように勧められる可能性が若い男性の半分しかないことが分かった。コンピュータサイエンスとのつながりがない女性は、コンピュータサイエンスを「退屈」「テクノロジ」「難しい」といった単語で表現した。
これは、大学入学前や在学中にコンピュータサイエンスにどのくらい接しているかということが大きく関係している。Code.orgによると、10校に1校は、コンピュータサイエンスの授業を開講すらしておらず、50州のうち28州では、コンピュータサイエンスは数学や科学の単位として認定されていない。
Googleは6月にこの情報を発表したが、同時に管理職の79%が男性だというデータも発表している。そしてこれはGoogleだけの問題ではなく、ほかの企業も同じ状況だ。女性従業員の割合は、Yahooで37%、Facebookが31%、LinkedInは39%である。
しかしGoogleはそれ以降、この問題への取り組みを進めている。同社は5000万ドルを投資して、若い女性にSTEM(科学、テクノロジ、工学、数学)分野やプログラミングへ関心を持たせることを目指す「Made With Code」キャンペーンを実施すると発表した。この資金の一部は、「Girls Who Code」および「Black Girls Code」に向けられる予定だ。同社はまた、ガールスカウト米国連盟や女性著名人と協力して、若い女性のコンピュータサイエンスへの関心を高めようとしている。
ハーバードビジネススクールの研究者が最近行った研究では、全く同じ売り込みをしても、ベンチャーキャピタリストと平均的な人は女性よりも男性を選ぶということが示された。それは、米国のベンチャーキャピタル資金のうち、女性に提供されるのは7%だという、Center for Venture Researchによるデータに一致する。
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