日本オラクル 執行役員 クラウドアプリケーション事業統括の多田直哉氏は「BlueKaiは、パーソナライズされた広告キャンペーンを行うためのクラウドデジタルマーケティングプラットフォームである」とし、「世界最大のオーディエンスデータを利用可能とする圧倒的なデータ量、直感的な操作で精度の高いターゲットを作ることができる優れた分析機能、さまざまなチャネルと連携してマーケティング活動を展開することができる中立性が特徴になる」と語った。
日本でのMarketing Cloudの取り組みとして多田氏は以下のように説明した。
日本オラクル 執行役員 クラウドアプリケーション事業統括 多田直哉氏
「専任の組織を発足し、業界特化型のシナリオを強化する。システムインテグレーターだけにとどまらず、デジタルアドバタイジングを取り扱う広告代理店、アドバタイズウェブテノロジを持つ企業との連携を強化する。パートナートレーニングや認定資格制度も用意する考えだ。自らソリューションを活用したプラクティスの蓄積、活用を進める考えであり、米本社とも強いパイプを持つ体制とすることで、海外のベストプラクティスを日本の組織で吸収できる仕組みを作る」
日本オラクル 代表執行役社長兼CEO 杉原博茂氏
杉原氏は、「日本オラクルは、2020年までにナンバーワンクラウドカンパニーを目指す。東京五輪の時には、クラウドといえば日本オラクルという状況を作りたい。最初の3年間は足場を作り、次の3年でジャンプして、あらゆるクラウドサービスを提供する」と現況を解説。以下のように意気込みを見せた
「すでにオラクルはSaaSベンダーとしては2番目の規模を持つ。今回のSaaSは、マーケティング分野をターゲットとしたものであり、オラクルは過去2年間にマーケティング領域だけで7社の企業を買収している。ソーシャルマーケティング、コンテンツマーケティング、BtoBクロスチャネルマーケティング、BtoCクロスチャネルマーケティング、データマネジメントといったさまざまなサービスを提供できるのがオラクルの強みになる。日本のおもてなしの心を持った企業にこうしたサービスを活用してもらいたい」
Marketing Cloudの全体像