「一大不況がやってくる」
高円寺や吉祥寺、西荻窪など中央線沿線に関する活動が多い
三浦氏は即座にこう答えた。「一大不況がやってくる」。人口減少問題を背景に抱え、さらに「人々は、消費をしたくないと言っている」とのこと。
「衝動買いは少なくなり、買い替えは常に現状よりも小さいものを選ぶようになる。テレビメーカーは、4K、さらに8Kを買ってほしいと願うが、消費者の意識は逆だ」
ではどうすればいいのか。
「社会を良くするもの、問題を解決するものでなければこれからは売れない」(同氏)
三浦氏が挙げた例は以下のようなもの。
- 女子高生が非行に走らなくなる掃除機
- ニートになりにくい部屋
- 子供がよく育つ間取りの家
- DV(ドメスティックバイオレンス)をなくし、離婚を防止する家電
あくまでもイメージとして挙げたこうしたアイデア。「物質的な欲求が減っているが、人々は精神面にかなりの不満を抱えており、それを解決するものにはお金を使う」という意図は伝わってくる。