Microsoftは10月15日より、自社Hadoopディストリビューション「Azure HDInsight」での「Apache Storm」機能のプレビューを公開した。
HDInsightはMicrosoftのクラウドベースのHadoopディストリビューションで、Hortonworksと共同で開発した経緯を持つ。Stormのサポートは「管理されたHadoopサービスを利用して、モノのインターネットデバイスから収集する数百万件のHadoopデータアイテムをほぼリアルタイムで処理」する機能を顧客に提供するにあたって、カギを握るものとなるとMicrosoftは位置づけている。
Stormはストリーミングデータ処理のためのオープンソースシステムで、Hadoop 2系に対応する。さまざまなプログラミング言語を利用でき、リアルタイム分析、マシン学習などのタスク向けの処理に適している。AmazonのAmazon Web Services(AWS)はすでにStormに対応済みだ。
Microsoftはこの発表を、米ニューヨークで開催中の「Strata + Hadoop World 2014」で行った。Microsoftは合わせて、Azure Marketplaceで最新のマシン学習機能を導入した。これを利用して、顧客やパートナー企業はWebサービスの形で新しい機能を活用できるという。
Azure Marketplaceに加わった新しいサービスの1つが、ウェブサイトにおすすめ製品を加えるためのレコメンエンジンだ(このレコメンエンジン技術がMicrosoftのレコメンデーション・アズ・ア・サービス「Project Sage」に関係していたとしても不思議ではない)。このほか、予防保全や不正行為を検出するのための異常検出サービス、R言語パッケージなども含まれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。