#8:Microsoft Officeで使用しているテンプレートをLibreOfficeに移行する
日々の作業でテンプレートを活用しているパワーユーザーがいるのであれば、そういったテンプレートをLibreOfficeに移行しておくのがよいだろう。信じられないかもしれないが、こうした作業は簡単だ。Microsoft Officeのテンプレートをどこか1カ所に保存し、LibreOfficeからそれをオープンした後で、[File]-[Templates]-[Save As Template...]([ファイル]-[ドキュメントテンプレート]-[テンプレートとして保存...])を選択するだけだ。そうしておけば、ユーザーは[File]-[New]-[Template]([ファイル]-[新規作成]-[テンプレート])を選択し、My Templates(自分のテンプレート)セクションから必要なテンプレートを選択できるようになる。
#9:2つの生産性スイートの違いについて記述した説明書一式を作成する
ユーザーの移行を迅速に進めるうえで最も手っ取り早い方法は、Microsoft OfficeとLibreOfficeの違いを浮き彫りにできるような比較資料一式を作成することだ。その際には、インストールしているMicrosoft Officeのバージョンに特化した比較を記述するようにしてほしい。そうしないと無用の混乱を招いてしまうだろう。
#10:ユーザーに十分な時間を与える
一晩で移行が成し遂げられるなどと考えてはいけない。ユーザー全員が新しい環境に慣れるのに十分な時間をとっておいてほしい。またこれは、一部のユーザー、特に日々の定型業務で生産性スイートを多用しているユーザにとっては敷居の高い移行となる。しかし、Microsoft OfficeとLibreOfficeの双方をインストールし、十分なドキュメントを用意し、質疑応答の場を設けておくことで、エンドユーザーは数週間で快適に仕事を進められるようになるはずだ。移行に先立って十分な時間を用意すれば、問題が発生する可能性も低減できるのだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。