IDC Japanは11月17日、エンタープライズウェブ/モバイルアプリケーション開発ソフトウェア市場の調査結果を発表した。2013年は前年比5.1%増の69億3200万円だった。この金額はアプリケーション開発ソフトウェア市場全体の14.5%にあたる。2013~2018年までの年平均成長率は8.1%、2018年の市場規模は102億2800万円になると予測している。同期間のアプリケーション開発ソフトウェア市場全体の年間平均成長率は2.6%とし、Web/モバイル向けが相対的に高い成長率を示すという。
8月に国内501社を対象としたユーザー企業動向調査によると現時点でのスマートデバイス向けアプリケーション活用は、メールなどのコミュニケーション用途が中心という。
タブレット向けアプリケーションに関しては、財務会計、人事アプリケーションなどの本社部門向けの用途、顧客管理や営業支援などの営業現場向けアプリケーションといった用途での活用が志向されており、企業でのタブレットの活用が進むとともにモバイルアプリケーション開発ソフトウェアに対するニーズも広がることが予想されるとした。
IDCは、市場を今後成長軌道に乗せるためには、PaaSを含むアプリケーションプラットフォームとの一体化を推進し、セキュリティや教育面、ユーザー支援の強化などの価値を提供することだと分析している。

2013~2018年 国内エンタープライズWeb/モバイルアプリケーション開発ソフトウェア市場 予測