新日鉄住金ソリューションズ(NS-SOL)は12月24日、ITアウトソーシング中核拠点「NSFITOS Center」を2015年4月に開設すると発表した。本拠点を通じ、同社クラウドサービス「absonne」をコアに、より高品質で低コストのITインフラのアウトソーシングサービスを展開する。
新日鉄住金ソリューションズでは、これまで多くの顧客に提供してきたITインフラの包括的アウトソーシングサービスであるNSFITOSをベースに、顧客が目指す将来モデルの実現を支援するサービス拠点として、ITO中核拠点となるNSFITOS Centerを新たに整備する。
NSFITOS Centerは、以下の3施設から構成される。
・第5データセンター(第5DC)
2012年5月東京都三鷹市に開設。次世代型データセンターであり、同社クラウドサービス「absonne」の拠点となっている。
・ITO専用データセンター(第5DCサウス)
第5DCと同一エリアに2013年に開業したデータセンターで、第5DCと同等の設備を備える。当面200ラック規模を用意し(順次拡張予定)、第5DCと一体で運用。
・ITOセンター
第5DCサウスに隣接し、24時間365日体制でシステム運用、保守業務を行うため、顧客のITインフラ運用業務に携わるSEが常駐する施設。
顧客のインフラ運用業務の可用性、セキュリティを一層強化すべく、耐震、自家発電72時間対応、セキュリティ対策といったデータセンター仕様のファシリティを、第5DCおよび第5DCサウスに近接する場所に、400坪、200人収容の規模で確保。NSFITOSに基づく標準化、自動化された運用業務の実行により、より一層の品質、生産性向上を図る。
「NSFITOS Center」概要図(NS-SOL提供)