VMwareがImmidioの買収を発表した。Immidioは企業向けのモバイル機器管理製品を手がける非公開のソフトウェア企業だ。
Immidioはオランダのアムステルダムに拠点を置く、2008年創業の新興企業。エンドユーザーとIT部門のニーズを等しく捉えて尊重するのが、BYODに向けた同社のアプローチだと述べている。
しかし同社によると、そうした等しい扱いはそこで終わるわけではないという。Immidioは仮想、物理、クラウドベースのデスクトップをまたがって一貫性のある(しかしパーソナライズされた)デジタルワークスペース環境をもたらす点も強調している。
今回の買収は、サンフランシスコで米国時間2月3日から開催中のVMwareの年次パートナーカンファレンス「VMware Partner Exchange 2015」で発表された。VMwareは自社のポートフォリオを拡充し、企業顧客をモバイルクラウド分野に向けて後押ししようとしている。
Immidioのソリューションはプラットフォームに依存しないように設計されているため、VMwareが2日に発表した「VMware vSphere 6」にもうまく適合する。
VMwareのデスクトップ製品およびエンドユーザーコンピューティング担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるSumit Dhawan氏が3日のブログ投稿で詳しく説明しているところによると、Immidioの資産によって「VMwareは『Workspace Environment Management』のための一連の包括的なテクノロジを提供できるようになる」という。
具体的には、Immidioのワークスペース仮想化プラットフォーム「Flex+」がリアルタイムアプリ配信製品「VMware App Volumes」(最近買収したCloudVolumesの製品に基づく)と、アプリケーションとエンドユーザーの監視を目的とする「VMware vRealize Operations Manager」と密に連携するようになる。
Immidio買収に関する金銭的な詳細情報は明かされていない。

VMwareを差別化する3本の柱
提供:VMware
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。