Dellは米国時間2月10日、サービスプラン「ProSupport Plus」のサポート対象にPCとタブレットを追加したと発表した。このサポートサービスの目的は、予測的なモニタリングを使用して問題の発生を予防し、解決することだ。
ProSupport Plusは、ユーザーの電話でのテクニカルサポートに要する時間を短縮するために開発された、Dellの「Support Assist」技術に基づいている。Dellは以前からProSupport Plusをデータセンター向けに提供しており、今回はそのプランをエンドポイント向けに拡張した。
Dellによれば、PCとタブレット向けのProSupport Plusは直ちに、同社やチャネルパートナーを通じて66カ国19言語で提供されるという。
Dellのグローバルサポートおよびデプロイメント部門のバイスプレジデントであるDoug Schmitt氏は、ProSupport Plusは同社の市販のノートPC、デスクトップPC、タブレット全てを対象とすると述べている。このサポートプランは、液体のこぼれ、落下といった事故による損傷に対応する。また、データを維持するために、デバイス交換後も可能な限りハードドライブを保持する。
「誰も自分のハードドライブ上のデータを失いたくはない」(Schmitt氏)
同氏によると、企業幹部の海外出張に対応するため、ProSupport Plusを世界中で使えるサービスにする必要があったという。3年契約の価格は、サポートされるハードウェアに応じて月額79~109ドル。価格設定は3年契約が基本であり、サポート対象のシステムや国によって変わる。また同氏は、Dellはデータセンターからエンドデバイスまで、アナリティクスによるサポート自動化を目指しているとした。
ProSupport Plusには以下のサービスが含まれる。
- ProSupportエンジニアに24時間365日連絡可能。
- プロアクティブなモニタリング。
- セルフサービス型のサポート案件管理とパーツ発送。
- ワークフロー管理。
- 専任のアカウントマネージャー。
- デバイス交換後のハードドライブ保持。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。