かるた大会は、まれに見る接戦となり団体戦では同率1位が3チーム
セキュリティセミナーの修了後、場所を移して恒例のかるた大会が開始された。
熱気あふれる会場では、全10チームが対抗戦でポイントを争い、4試合の合計のポイントが高かった3チームを表彰した。今回は接戦となったことから4勝0敗の同率1位が3チームとなり、トランプによるくじ引きの結果、優勝は「ハーローカルタ同好会」(上田ハーロー)となった。
チーム代表の福島勝氏は「メンバーはいつになく真剣に勝負していた。仕事もこのように真剣に取り組めと社長に言われそう(笑)」と感想を述べる。

熱気あふれるかるた大会の競技会場

団体優勝した「ハーローカルタ同好会」チーム(上田ハーロー株式会社)のメンバー。(左から)応援に駆け付けた東京ヤクルトスワローズのつば九郎、福島勝氏、小田由美氏、高橋航司氏。賞品はフィリップス電動歯ブラシ「ソニッケアダイヤモンドクリーン」だ

日立ソリューションズのマスコット「ソリュートくん」も応援
また、個人戦は初戦のみ獲得枚数が多い人から順位を決めて個人優勝者とするルールだったが、今年は1位も同率で2人存在し、くじ引きの結果、「ちはやプルプル2.0」チームの古田裕紀氏に決定した。
実は、古田氏は2014年度の優勝者でもある。「2014年は10枚獲得し、今年は12枚獲得と記録を更新できた上に、くじ運にも恵まれた」と、2連覇したかるたクイーンは貫禄十分のコメントを残した。

2年連続で個人優勝を勝ち取った「ちはやプルプル2.0」チームの古田裕紀氏(中央)。賞品はApple「iPad mini 3 16G」だった
かるた大会の最後に、あいさつに立った日立ソリューションズ マーケティング部 部長 野中秀弥氏は、セキュリティイベント開催への思いを次のように語る。
「昨今、さまざまな情報セキュリティ事件が社会問題化し、多くの企業の信用と体力を損なっているが、セキュリティ製品を扱うシステムインテグレーターがこのようなイベントを催すことで、少しでも世の中の情報セキュリティに関する最新知識の醸成と普及に役立てられれば嬉しい」
企業イベントが減っていく中で、情報セキュリティにおいては、基本に立ち返る草の根活動をやめずに続けることがいかに大変で重要であるかを、同社はかるたを通じて示そうとしているのかもしれない。さらに10年続けられるよう期待したい。

「10年前、SIerとして皆様にセキュリティ意識の向上を促す使命に基づいてイベントを始め、おかげで今年10回目を迎えた」と語る野中氏