クラウドサービスを垂直統合モデルで--米ゾーホーCEO

大西高弘 2015年03月19日 07時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

1アカウントで40種類のクラウドサービスを利用可能

 米Zohoは、1996年に設立し、業務用パッケージの提供などの事業を進めてきた。しかし、2005年から中堅、中小企業向けのクラウドサービスの提供を開始し、現在では日本を含むグローバルで8万社、1300万のユーザーを擁している。

 クラウドサービス「Zoho」の特徴はサービスの豊富さにある。CRM、SFAはもちろん、表計算、ドキュメント作成、プロジェクト管理をはじめ、チャット、SNSなどの機能など約40種類のサービスを1アカウントですべて利用できる。

Zohoの最高経営責任者、Sridhar Vembu
Zohoの最高経営責任者、Sridhar Vembu氏

 これだけ多種類のサービスを1アカウント月々数千円で利用できるとなると、シンプルなことしかできない印象を持ちやすいが、例えばCRMは、タスクやスケジュール、KPI管理もでき、報告書作成や需要予測、キャンペーン管理、ワークフローも利用できる。Zohoの特徴は、こうしたCRMなどのサービスが、そのほかのメール、SNS、インボイス、API連携といったサービスとうまく連携していることだという。

 最高経営責任者(CEO)のSridhar Vembu氏に、これほど多くのサービスを提供するにはかなり開発費がかかるのではないか、と聞いてみた。

 「当社のサービスは、すべて独自開発した言語で構築された『MICKY』というフレームワーク上で開発され稼働しています。これだけのサービスを個別に組み上げていたのではユーザーに役立つものにすることはなかなか難しいでしょう。しかし、単一のフレームワーク上で構築されているので、非常に効率的に開発できるのです。もちろん、それぞれのサービスは他社のサービス以上に高機能でなくなてはなりませんので、開発費は他社と比較にならない額をかけています」

 Vembu氏によると、一般的なクラウドサービス企業は、営業マーケティング費用が売上高に対して50%前後、研究開発費が10%程度だが、Zohoはその比率が逆とのことだ。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算