Dellは米国時間3月23日、AMDの元最高経営責任者(CEO)Rory Read氏を最高執行責任者(COO)および世界販売担当プレジデントとして任命したと発表した。また、Cisco Systemsの元幹部であるPaul Pérez氏をエンタープライズソリューショングループの最高技術責任者(CTO)に任命したことも発表した。
Read氏はDellで、同社の直接販売能力の強化に注力するとともに、市場進出戦略の最適化という役割を担うことになる。また同氏は、世界各地に存在するDellのシステムインテグレーターとの関係や、グローバルなOEMビジネスの統括も担当する。一方、Pérez氏はDell Enterprise Solutions Groupの最高技術アドバイザーとしてDellの長期的なエンタープライズテクノロジ戦略を推し進めるとともに、製品およびソリューションの短期的なロードマップに関して、サーバやストレージ、ネットワーキング、エンジニアドソリューションのチームと協力していく。
Dellの今回の人材雇用は、賢明かつ戦略的だ。Read氏はDellと同じくコンピュータメーカーであるLenovoでCOOやプレジデントを務めていたことがあり、IBMでの経験もあるため、Dellでの仕事に適した実績があるのは明らかだ。同氏の幹部としての、また業界での経験が役に立たないはずはない。またPérez氏は、Ciscoでの実績や、Hewlett-Packard(HP)におけるチーフテクノロジストとしての実績が業界で知られている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。