日立システムズは同社のコンタクトセンターを活用したサポートサービスの一つとして「Amazon Web Services(AWS)」を活用したシステムでの基盤運用から業務プロセスアウトソーシング(BPO)までワンストップで支援する「クラウド向け統合運用サービス」を3月17日から販売している。税別料金は月額13万円から。
今回のサービスではAWSの特性を踏まえ、サーバの台数に応じた課金体系でなくインシデント数に応じた課金体系で提供する。料金は基本料+インシデント数となっており、インスタンス台数に依存しないため、オートスケールした場合でも基本的に変動はない。
クラウド向け統合運用サービスのイメージ(日立システムズ提供)
AWSを海外拠点向けシステムの基盤として活用するケースも多いことから、日本語に加えて英語でも24時間365日の体制で監視、運用し、問い合わせにも対応する。既存のマルチベンダーサポートサービスと今回のサービスを組み合わせて利用すれば、AWS以外の基盤やハードウェア、ソフトウェアなどに関する問い合わせ対応にもワンストップで対応できると説明。ニーズに応じて、さまざまなバックオフィス業務を代行するBPOまで幅広く対応するとしている。
日立システムズでは、これまでも自社クラウドサービス(リソースオンデマンド)向けの統合運用サービスを提供しており、今回は新たにAWSへの対応が加わった。9月末までをめどに「Microsoft Azure」にも対応する予定。