アシストは3月30日、インメモリ型ビジネスインテリジェンス(BI)ツール「QlikView」を利用して、Preferred Infrastructure(PFI)が提供する機械学習プラットフォーム「Sedue Predictor」に接続する「Sedue Predictor for QlikView」を開発し、提供を開始した。税別価格は年間サブスクリプションライセンスで98万円(使用権はQlikView Serverシステム単位)。製品版と同時に、製品版と同じ機能をインストール日より30日間無料で利用できる評価版も提供される。
アシストでは、これまでにもQlikView用の各種コネクタ製品を開発して提供してきた。2013年11月に、PFIが提供する日本初のクラウド型の機械学習分析「Bazil」に接続する「QlikView Connector for Bazil」(ベータ版)を開発し、PFIの協力を得て期間限定でQlikView Connector for BazilとBazilを無償で提供するキャンペーンを展開した。
Bazilは、人間に代わってデータを解析し、さまざまなデータから機械でしか導き出せない法則を導き出し、観測していないデータに対しても予測できるという。アシストでは今回、このキャンペーン時に利用者から寄せられた声などをもとに検討。Bazilのオンプレミス版であり、クラウドサービスを利用できない顧客情報や機密情報も対象にできるSedue Predictorを対象としてSedue Predictor for QlikViewを開発した。
Sedue Predictor for QlikViewでは、Sedue Predictorで分析した結果をチャート機能などが豊富なQlikViewに連携させ、専門知識のない利用者でもQlikViewをインターフェースとして高度で複雑、また数式が多数必要となるような分析も簡単に実現できるようになっているという。
オンプレミス版のSedue Predictorを採用したことで顧客のセグメンテーション、クレジットカード与信、商品ターゲット、ECサイト購買、コールセンター対応状況など機密情報や個人情報が含まれるさまざまなデータを自社内で安心して分析できるとしている。