ドラクエ最新作でDB基盤を刷新、処理量増大に対応

怒賀新也 (編集部) 2015年04月27日 12時45分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 スクウェア・エニックスが、オンラインゲーム「ドラゴンクエストX」のIT基盤で活用するデータベース専用機「Oracle Exadata Database Machine」を刷新し、稼働を開始した。日本オラクルが4月27日に発表した。

 スクウェア・エニックスでは、2012年8月に発売したオンラインゲーム「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」を支えるIT基盤としてExadataを採用。ゲームを楽しむ全ユーザーのデータを一元管理するデータベースとして導入していた。

 4月30日発売予定のシリーズ最新作となる追加パッケージ「ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン」の提供に際して、ゲームコンテンツの拡充や対応機種の増加にともなう処理量の増大、同時接続ユーザー数の増加が見込まれる。そこで、IT基盤の中核であるExadataを「Oracle Exadata X4」へと移行した。

 現行のドラゴンクエストXにおいて、ゲーム内でユーザーが保持できるアイテムの総数を増やしたり、ユーザー同士がアイテムを取引できる「旅人バザー」を統合したりといったサービス面の強化を実現したとのこと。

 最新作では、プレーヤーが選択できる新たな職業の追加や成長システムの採用、「すごろく」などの新ゲームの追加により、ユーザーあたりの管理項目が増え、処理量のさらなる増大が見込まれている。

 Exadataのアップグレードにより、I/O性能の大幅な改善とともに、データベース全体の性能向上を実現。同時接続ユーザー数と処理量の増加に耐え得る高速で堅牢なIT基盤を構築する。

 大規模処理をより効率化するため、ドラゴンクエストXの開発チームと共同でExadataの最適化を実施したという。

 スクウェア・エニックス 情報システム部執行役員を務める西角浩一氏は「最新のITインフラを駆使し、グローバルにMMO(多人数同時参加型のオンラインゲーム)やクラウドゲーミングを展開しており、オラクルには今後も製品と技術サービスの両面で高い品質を期待している」とコメントした。

 同プロジェクトは、2012年の初採用時点からシステム構築を支援してきた新日鉄住金ソリューションズと連携している。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算