海外コメンタリー

modern版「Skype」終了、その意図は?--マイクロソフトの担当幹部に聞く

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル 2015年06月19日 06時30分

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 Microsoftは先週、「Skype」アプリをデスクトップ版に一本化すると発表して、多くの開発者と顧客を驚かせた。

 この発表の前までは、「Windows」ユーザーに「Win32」/デスクトップ版のSkypeアプリではなく、「Modern」/「Metro-Style」版アプリを使ってほしいというのがMicrosoftの意向だと考えられていた。modern版Skypeの提供を終了して、デスクトップ版に移行するというMicrosoftの決定は、同社関係者がこの数年間、開発者や顧客に話してきた内容と矛盾するように思える。MicrosoftでさえModern/Metroの価値を信じられないのなら、社外の人間がどうして信じられようかと、多くのMicrosoft観測筋が疑問を呈した。

 Microsoftが米国時間6月11日に公開したブログ記事は「Windows 10」でのSkypeの計画について書かれており、この記事からさまざまな疑問が浮上している。それらの疑問の一部を解き明かすべく、筆者はSkypeチームに話を聞いた。以下では筆者の質問とMicrosoftの回答を紹介する。回答者は、Skype担当シニアプロダクトマーケティングマネージャーのAga Guzik氏だ。

--Microsoftがmodern版Skypeアプリの提供を終了するのはなぜですか。modern版の利用者が少ないことも、理由の1つなのでしょうか。

Guzik氏:modern版Skype for Windowsの打ち切りを決めた理由の1つは、複数の会話の管理やナビゲーションの使い勝手に関するユーザーのフィードバックでした。主にマウスとキーボードを使用するユーザーです。modern版はもともと、タッチユーザー向けのアプリです。デスクトップアプリケーションはこれらの問題を解決し、よりよい体験を提供します。

--複数のスタンドアロンのSkypeアプリを別々に提供するのではなく、あるいはそれらに加えて、既存のmodernアプリを「Universal Windows Apps」に発展させることはできないのでしょうか。

Guzik氏:Windows 10では、Skypeを本当の意味でプラットフォームに組み込んで、ユーザーが目の前のタスクをもっと簡単に、早く完了できるようにしたいと考えました。そのため、2015年中に「Messaging」(メッセージング)、「Calling」(通話)、「Video」(動画)に組み込まれたSkypeの提供を予定しています。今後もオールインワンのアプリケーションを使いたいユーザーのために、オールインワンのSkypeアプリでは、マウスとキーボードでもタッチ操作でも使いやすいナビゲーションと、当社ユーザーに人気の機能が最高の形で組み合わされています。

--「Office」チームはモバイルWindowsユーザー向けに複数のスタンドアロンOfficeアプリを開発しており、これらのアプリを「ユニバーサル」な「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」「Outlook」と呼んでいます。「タスクベース」のSkypeメッセージングアプリ、通話アプリ、動画アプリもユニバーサルアプリになるのですか。

Guzik氏:そうなります。Skypeが組み込まれたWindows 10のユニバーサルなメッセージングアプリ、通話アプリ、動画アプリは、スマートフォン、タブレット、デスクトップのすべてで動作します。

--次期Skypeメッセージングアプリ、通話アプリ、動画アプリは、特にモバイルWindowsユーザーを対象とするスタンドアロンアプリなのでしょうか。

Guzik氏:Windows 10のユニバーサルなメッセージングアプリ、通話アプリ、動画アプリは、Skype機能が組み込まれ、スマートフォンからタブレット、PCまで、さまざまなWindows 10端末で動作します。モバイルユーザー専用として設計されたアプリではありません。Skypeをそれらのコミュニケーションタスク内で利用可能にすることにより、Windows 10端末に何かをダウンロードしたり、追加のアプリケーションを起動したりすることなく、目の前のタスクに集中できる簡潔さと効率性を求めるユーザーのニーズに応えることができます。


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