IBMは米国時間6月18日、Capgemini傘下のシステムインテグレーション企業SogetiがIBMのクラウドを主要開発プラットフォームとして採用することを発表した。
IBMは2月にも、システムインテグレーターのCSC、それにTech MahindraがIBMのクラウドプラットフォーム上で開発することを発表している。
今回の提携の下、世界15カ国でSogetiの開発者や顧客がIBMの「Bluemix」を利用することになる。BluemixはCloud Foundryをベースとしており、開発者がモノのインターネット(IoT)デバイスの統合、コラボレーション、APIへのプラグインを行う際のサンドボックスとして利用される。
Sogetiは2万人のコンサルタントを擁しており、アプリケーション、インフラ、開発サービスを専門に、技術やソフトウェアのテストを提供している。
IBMはハイブリッドクラウド市場を狙っており、エンタープライズ分野への足がかりとしてさまざまなシステムインテグレーターとの契約を進めている。エンタープライズの多くはIBMの何らかのハードウェアやソフトウェアを持っているが、クラウドではAmazon Web Services(AWS)、Microsoft、Googleなどを開発用途に利用している。
IBMはIaaSベンダーのSoftLayer、それにSaaSベンダーなどの企業買収によりクラウド事業を成長させてきた。
同社は開発者の支持を得て最終的には世界的に他のワークロードへも拡大すべく、Bluemixプラットフォームを推進している。IBMはまた、顧客がデータをローカルに保存できるクラウドセンターの構築も進めており、最新のデータセンターをイタリアのミラノに開設している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。