Red Hatは米国時間6月25日、ボストンで開催中のRed Hat Summitで、LinuxやPaaS(Platform-as-a-Service)の企業であるだけでなくクラウドアナリティクス企業も目指すという姿勢を明確にした。
同社は高度なオペレーショナルアナリティクスを顧客に提供する「Red Hat Access Insights(RHAI)」を発表した。RHAIの狙いは、顧客が重要なクラウド運用に影響する問題を積極的に防止し解決するのを支援することだ。ITマネージャーやシステム管理者に対し、Red Hatのインフラへの高度な可視性を提供するためのもので、パフォーマンス、可用性、安定性、セキュリティの4分野を重点としている。
これにより、管理者は実際に問題が発生する前に、潜在する問題に気付くことが可能になる。例えば、RHAIのダッシュボードによって設定の問題やセキュリティ脆弱性などが特定され、エンドユーザーや顧客が気付くほど大問題になる前に修正または阻止することができる。
RHAIは「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」6と7でサポートされており、「Red Hat Customer Portal」または「Red Hat Satellite」からアクセスが可能だ。また、アーリーアダプタープログラムでも提供されており、「Red Hat Cloud Infrastructure 6」でサポートされ、「Customer Portal」または「Red Hat CloudForms」で提供される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。