Intelに関する最近のニュースはプロセッサのロードマップや「モノのインターネット(Internet of Things:IoT)」が中心となっているが、同社はクラウド分野での取り組みをさらに強化し、その戦略に磨きをかけようとしている。
Intelは米国時間7月23日、「Cloud for All」という新構想を発表した。これは基本的に、クラウドの普及とソフトウェアの開発を推進することを目的とした、投資および、業界のコラボレーションからなる新たな戦略だ。
同社は「Cloud for All」といった名称を冠することで、顧客となり得る企業に向けて、あらゆる企業規模に適応でき、ほぼそのままの状態で導入できる、オープンソースと業界標準に基づいたクラウドを提供すると約束している。
Intelはこうした新しい目標に向けて既に動き始めている。同社はRackspaceと新たな提携関係を結び、共同で「OpenStack Innovation Center」を設立した。
今回の提携では、「OpenStack」による世界最大の開発者向けクラウドを提供するとされている。このクラウドは1000ノードのクラスタを2セット用いた構成となっており、今後6カ月のうちにOpenStackコミュニティーが利用できるようになる予定だという。
OpenStackコミュニティーのさらなる成長を目指すOpenStack Innovation Centerでは、開発者の育成を目的とした新たなコースウェアも提供される予定だ。また、両社はOpenStack Enterprise Working Groupとも協力し、OpenStackにさらなる企業向け機能を追加していく計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。