インテル、新構想「Cloud for All」発表--開発者向けクラウドをRackspaceと提供へ

Rachel King (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-07-24 10:53

 Intelに関する最近のニュースはプロセッサのロードマップや「モノのインターネット(Internet of Things:IoT)」が中心となっているが、同社はクラウド分野での取り組みをさらに強化し、その戦略に磨きをかけようとしている。

 Intelは米国時間7月23日、「Cloud for All」という新構想を発表した。これは基本的に、クラウドの普及とソフトウェアの開発を推進することを目的とした、投資および、業界のコラボレーションからなる新たな戦略だ。

 同社は「Cloud for All」といった名称を冠することで、顧客となり得る企業に向けて、あらゆる企業規模に適応でき、ほぼそのままの状態で導入できる、オープンソースと業界標準に基づいたクラウドを提供すると約束している。

 Intelはこうした新しい目標に向けて既に動き始めている。同社はRackspaceと新たな提携関係を結び、共同で「OpenStack Innovation Center」を設立した。

 今回の提携では、「OpenStack」による世界最大の開発者向けクラウドを提供するとされている。このクラウドは1000ノードのクラスタを2セット用いた構成となっており、今後6カ月のうちにOpenStackコミュニティーが利用できるようになる予定だという。

 OpenStackコミュニティーのさらなる成長を目指すOpenStack Innovation Centerでは、開発者の育成を目的とした新たなコースウェアも提供される予定だ。また、両社はOpenStack Enterprise Working Groupとも協力し、OpenStackにさらなる企業向け機能を追加していく計画だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]