海外コメンタリー

刷新されたセールスフォースの「Lightning」--注目すべき4つのポイント - (page 2)

Conner Forrest (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2015-09-08 06:30

 このダッシュボードを利用すると、ユーザーは進行中の商談の金額や、成立した取引の売上額、成約した商談などを日付順に見ることができる。ここで重要なのは、カスタマイズの柔軟性だ。ユーザーは「Edit」(編集)をクリックしてダッシュボードの各要素のサイズや位置を変更し、使い勝手をカスタマイズすることができる。

商談ワークスペース


提供:Salesforce

 営業で大切なのは、とにかく商談に関する状況を完全に把握することだ。この商談ワークスペースでは、個々の見込み客に関する情報を表示し、各顧客とのやりとりを詳しく把握することができる。

 「Tasks」(タスク)タブには、商談の流れとして、次に何をする必要があるかが表示される。また、これまでの経緯を把握するために、過去の活動をタイムライン形式で表示することもできる。例えば、次のステップでは顧客に価格について電話する必要があり、電子メールでの連絡はすでに済んでいる、というような情報が把握できるようになっている。さらに、すべての電子メールは記録されており、いつでも振り返ることができる。

 画面の右側には、個々の商談の連絡先担当者が、役割や肩書き付きで表示される。ほかにも、クリック1つでタスクを閉じることができるなど、いくつもの細かい変更が施されている。

商談パイプライン


提供:Salesforce

 ユーザーは「Opportunity」(商談)セクションの「My Opportunities」(マイ商談)をダブルクリックすることで、すべての関連する商談を一覧することができる。ここでは、すべての商談が、商談ライフサイクルのステージに応じてグリッド形式で表示され、同時に関連するタスクもリストアップされる。

 各商談の新しいタスクに関するアラートは、黄色い三角で囲われた感嘆符のマークで表される。各商談は、ドラッグアンドドロップすることで手動でステージ間を移動させることができ、それに応じて売上予想も自動的に更新される。

 Salesforce Lightning Experienceは10月に提供が開始される予定だ。しかし、Sales Cloudのマーケティング担当シニアバイスプレジデントのSara Varni氏によれば、従来の仕組みも引き続きサポートされるため、変化を望まないユーザーも恐れる必要はないと述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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