労働時間を削減する
過去3年間の時間外労働の推移
ライフワークバランス実現度
ワークスタイル変革のもう一つ見過ごせない効果として、労働時間の削減がある。弊社はテレワーク(在宅勤務)における残業を原則禁止としているが、これは残業時間を減少させる効果だけではなく、
- テレワークを実施するための事前の計画意識の高まり
- 業務に集中できるによる成果の拡大
- 勤務時間中の移動時間の減少
といった複数の要因が組み合わさったものと考えている。
労働時間削減とワークライフバランスは相互にかつ密接に関係する指標である。図は社員意識調査からワークライフバランスの実現度に関して抜粋した結果である。この設問は世間と比較するために、あるネットリサーチ会社が実施するワークライフバランスのアンケートと全く同じ設問形式としている。
ワークライフバランスが「実現できている」「やや実現できている」というポジティブな回答の比率を見てみると、ネットリサーチでは約3割であるのに対し、われわれは約5割となっている。前述の労働時間削減の推移と合わせて見てみると、ワークライフバランスの高まりを実感している。