「Salesforce Connect」、外部のデータも直接操作可能に--Lightning Connectを改称

Rachel King (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-12-04 11:07

 Salesforce.comが「Lightning Connect」をリリースしてから1年強になるが、同社はこのサービスに新たな機能を追加して一新し、名前も変更した。

 名称が「Salesforce Connect」に変更されたこのツールの目的は、外部のアプリやデータから(クラウドかオンプレミスかに関わらず)リアルタイムで知見を得ることだ。

 Lightning Connectが2014年11月にリリースされたとき、Salesforceは、この機能はレガシーシステム上にあるデータにアクセスする「もっとも速く簡単な」方法だと説明した。Lightning Connectは、古いシステムに入っている、Salesforceのクラウドからアクセスできないデータの問題を解決するものだ。

 Salesforce Connectでは新たな機能が追加され、Salesforceのプラットフォームから、外部のシステム(例えば在庫管理システムなど)に存在するレコードの作成や削除などを、直接実行できるようになった。

 また、複数のSalesforceのインスタンスを持つ組織は、Salesforce Connectを使用することで、コーディングなしでそれらのインスタンスを連携させることができる。Salesforceの製品開発担当シニアバイスプレジデントAdrian Kunzle氏は、この機能は企業合併や買収などの際にも役に立つとしている。

 実際の接続は「Salesforce API」を通じて行われる。Kunzle氏は、米国時間12月3日に投稿されたブログ記事で、Connectに関する戦略でSalesforce APIが重要な役割を果たす理由について詳しく説明している。

 開発者はSalesforce Connectを使用して、オンライン上で提供されている1万以上のパブリックAPIとSalesforceを連携させることもできる。

 同社の学習用ポータル「Trailhead」では、すでに開発者向けのSalesforce Connectへのアクセスとサポートが提供されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]