編集部からのお知らせ
ZDNet Japanが新しくなりました!
New! 懸念高まる産業機器のセキュリティ

顧客とのギャップを解消することが必要--セールスフォース、年次イベント開催

大河原克行

2015-12-03 20:27

 セールスフォース・ドットコムは12月3~4日、両国国技館やザ・プリンスパークタワー東京、虎ノ門ヒルズフォーラムなどで同社の年次イベント「Salesforce World Tour Tokyo 2015」を開催した。

 国内最大規模のクラウドイベントとする「Salesforce World Tour Tokyo 2015」はクラウドのほかにモバイルやソーシャル、データサイエンス、“モノのインターネット(Internet of Things:IoT)”といった新たな潮流を捉えるとともに、同社が提案する「顧客のインターネット( Internet of Customers:IoC)」をベースに、同社とパートナーが提供する製品やサービスを紹介する。

 LIXILや三菱東京UFJ銀行、ソニー銀行、エノテカといったユーザー企業の最新活用事例などを紹介することで、あらゆる規模の企業が成功し、成長するためにデジタルトランスフォーメーションの加速を支援。新たなアイデアやインスピレーションを与えるイベントになると位置付けている。事前登録は1万4000人以上、期間中に55のセッションが用意され、オンラインを通じて30万人が参加するという。

初日の基調講演の会場は両国国技館
初日の基調講演の会場は両国国技館
Keith Block氏
Salesforce.com プレジデント兼バイスチェアマン Keith Block氏
Parker Harris氏
Salesforce.com 共同創業者 Parker Harris氏
小出伸一氏
セールスフォース・ドットコム 代表取締役会長兼CEO 小出伸一氏

新しいカタチで顧客とつながる世界

 初日の基調講演では、米本社プレジデント兼バイスチェアマンのKeith Block氏、共同創業者であるParker Harris氏、日本法人代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)の小出伸一氏などが「Get Ready for A New Kind of Customer Success」と題し、最新のユーザー企業成功事例や最新動向、イノベーションについて説明した。

 基調講演に最初に登壇した小出氏は、「2015年に日本法人は、創業15周年を迎えることができた。ご支援をいただいた、たまものである。これまで同様に製品やサービスに対して忌憚のない意見をいただきたい。これからの15年、30年、50年と顧客のビジネスに貢献する企業であり続けたい」と述べた。

 会場では、15周年を記念して、アーティストの石井竜也さんがスペシャルゲストとして登場。事前に知らされていなかった会場からは大きな拍手が涌き、米米CLUBのヒット曲「浪漫飛行」などを披露した。

 続いて、Block氏が登壇。「Salesforce.comは2016年には8億ドルの売上高を目指し、世界4位のソフトウェア企業になる」と説明し、こう続けた。

 「16年前にMarc BenioffとParker Harrisの2人がクラウドという新たなビジネスモデルを創出して事業を開始した。ここでは、信頼性の高いエンタープライズクラウドをベースとした新たなテクノロジモデル、顧客の成功が原動力となる新たなビジネスモデル、われわれの個性ともいえる新しい社会貢献モデルという3つを生んだことが重要だ」

 ここで社会貢献モデルに関連して、ゲストとして、非営利法人(NPO)CANVAS理事長の石戸奈々子氏が登壇。「今後、65%の職業がなくなるといわれており、誰も体験したことがない世界がやってくる」と語った。

 「だが、技術を使用することで世界中の知識を使い、世界中の人とつながり、アイデアを生むことができる。自分の力を拡張できるということを子どもは知っている。セールスフォースト・ドットコムとのパートナーシップによって、日本における教育の格差をなくすことができると考えている」(石戸氏)

 今回のイベントにあわせて、日本に2週間滞在しているというHarris氏は、「米国の次に進出した2番目の市場が日本である。日本に対して継続的に投資している」などと語りながら、総務省による「ふるさとテレワーク推進のための地域実証事業」に同社が参加し、和歌山県白浜町にオフィスを開設したことを紹介した。

 和歌山県白浜町長の井澗誠氏は「白浜町は国内外から年間300万人以上が訪れる温泉リゾートである。だが、少子高齢化、人口流出、人口減少という課題がある。白浜町の実証実験には7社が参加しており、東京以上に仕事のパフォーマンスを発揮できると考えている。ITと観光によってイノベーションを起こせるような町づくりを行い、白浜町を地方都市のモデルにしていきたい」などと述べた。

 再び、Block氏が登壇し、「あらゆるヒト、モノ、コトがつながる世界が訪れ、2020年には全世界で60億台を超えるスマートフォンが利用されるようになり、スマホだけでビジネスができるようになる。それによって生まれる活動のすべての中心に顧客がいる」としながら、Uberなどの事例について説明した。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]