海外コメンタリー

「Windows 10」は有償になるのか?--マイクロソフトが握るアメとムチ - (page 3)

Ed Bott (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2016-02-08 06:00

 可能性のある期限は2016年10月31日だ。この日は「Windows 7 Professional」がプリインストールされた新規PCの販売が公式に終了する日なのだ。

 もう1つの可能性は2016年12月31日だ。新年から気分を一新するために、ホリデーシーズンの買い物の締めくくりとしてアップグレードの機会をものにするのだ。

 しかし、筆者が考えている最も有望な日付は2017年7月17日だ。同社はこの日に、Intelの最新世代CPUである「Skylake」シリーズを搭載したハードウェア上のWindows 7と「Windows 8.1」のサポートを終了しようと計画している。この日付に合わせることで、Microsoftの長期的目標は完璧に守られるとともに、対象顧客にアメ(無償アップグレード)とムチ(サポートの早期終了)を提供するというわけだ。

 ここ数年のMicrosoftの動きを見ていると、筆者は同社幹部でさえも、今回の無償アップグレード期間が終了した後の方針を完全に決めていないと確信している。こういった意思決定が土壇場になるまでなされない可能性があるとともに、それに関する話は当面公表されることもないはずだ。

 その日にどうなるかを知っていると主張する人がいても、信じない方がいいだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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