太陽生命、生保加入時の告知査定を自動化--告知洩れからの再訪問もなくす

NO BUDGET 2016年03月25日 17時36分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 T&D保険グループの太陽生命保険は、顧客満足度の向上と業務の効率化を実現するため、ビジネスルール管理システムで生命保険加入時の告知の査定を自動化した。日本IBMが3月24日に発表した。

 太陽生命は現在、業界最高水準のサービスと業務効率の向上を同時に実現することを目指した業務改革プロジェクト「EVOLUTION' 15」を推進。その中で「ワークスタイルの変革」「支社業務の改革」「査定の自動化」に取り組んでいる。

 このうち査定の自動化は、これまで人間が判断していた部分を自動化することで回答を迅速化し、サービスと業務効率の向上を図るというもの。これまでは、顧客がデジタルペンで告知書へ記入した告知内容を営業職員が携帯する端末から本社に送信、それに基づいて本社の査定担当者が保険加入の判断をしていたため、顧客に保険加入時の引受判断結果を連絡できるまで時間を要していた。

IBM Operational Decision Manager導入前後を比較
導入前後を比較(日本IBM提供)

 今回、ソフトウェア「IBM Operational Decision Manager(ODM)」を導入、査定基準をODMのルールエンジンに登録し、自動的かつ即座に査定を判断できるようにした。顧客の健康状態や病歴の内容に応じて自動的に質問項目が設定される仕組みも導入することで、契約申し込みでの引き受けの判断に必要な告知を正確に漏れなく受領することができるようになった。

 ルールエンジンには、過去の査定経験をもとに設定した査定基準が登録され、保険加入に関する査定結果が即時に確定する。さらに、告知漏れなどから発生する追加告知のために営業職員が再訪問することがなくなり、顧客の負担も軽減する。支社側の事務も削減され、本社での査定判断も含め業務効率化が図られている。

 ODMは柔軟に開発、テストできることから業務部門からの要望や医療の進歩、保険商品の拡充といった時代の流れにも柔軟に対応できるという。

 今回導入されたODMは、太陽生命が2001年から展開してきた情報統合システム「NET'S01」上に構築されている。システム基盤には、RISCプロセッサ「POWER8」を搭載するIBMの「Power Systems」サーバを採用し、高速性と堅牢性を両立。システム構築では、日本IBMのグローバル・ビジネス・サービス(GBS)部門がプロジェクト管理やサーバ構築を担当した。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
ハードから読み解くITトレンド放談
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化