セールスフォース・ドットコムとNECは4月5日、セールスフォースが日本国内2番目となるデータセンターを関西地区に開設するにあたり、NECと契約を締結したと発表した。
- TechRepublic Japan関連記事:SDN座談会
- 運用管理のあり方を変えるSDNは適材適所で考えるべき
- ソフトのスピード感でネットワークを制御する利点を生かす
- インフラ自動化を支えるSDN--気になるコンテナとの関係
- ネットワークからアプリケーションを理解することの重要性
セールスフォースは、日本だけでなくアジア太平洋地域で急増しているユーザーのクラウドコンピューティングをサポートし、日本のユーザーには全てのデータを国内に格納する選択肢を提供する。NECは、太陽光エネルギーや、外気、そして独自の相変化冷却ユニットによる冷却技術を活用した、高効率で、品質の高いデータセンターをセールスフォースに提供するとしている。
セールスフォース代表取締役会長兼CEOの小出伸一氏は、以下のようにコメントしている。
「国内2番目のデータセンターを関西地区に開設するにあたり、国内で長期にわたりパートナー関係を構築してNECにご支援頂けることを大変光栄に存じます。このデータセンターの開設により、国内のお客様はすべてのデータを国内に保管することが可能になります。日本市場にさらに注力することで、国内のお客様に最新のクラウド、モバイル、ソーシャル、データサイエンスやIoTによるイノベーションを提供し、日本のお客様とパートナーの皆様との堅固な信頼関係を築いて業界に貢献します」
またNEC執行役員常務の福田公彦氏は、以下のようにコメントしている。
「セールスフォース・ドットコムの国内第2のデータセンターのパートナーに選んでいただいたことを大変光栄に思います。NECは、セールスフォース・ドットコムと同様に、お客様への成功と信頼に対して貢献することを目指しています。両社が強力なパートナーシップを組むことで、日本とアジア太平洋地域のお客様を強固な基盤でサポートします。NECはクラウドのサービス提供や、オンプレミスやデータセンターでのオープンなクラウド環境構築を提供でき、SoR(Systems of Record)、SoE(Systems of Engagement)領域を含めたお客様のICT全体をサポートします」