「Microsoft BizTalk Server 2016」のCommunity Technology Preview(CTP)1版が米国時間3月30日よりテスター向けに公開されている。これはBizTalk Server 2016における初めてのテクノロジプレビュー版だ。Microsoftは2015年末に、BizTalk Serverを含むさまざまな統合化製品、および「Microsoft Azure App Service」を構成する「Microsoft Azure Stack」や「Logic Apps」関連のロードマップを公開している。
同製品はCTP1版から「Windows Server 2016」と「SQL Server 2016」(いずれも現時点ではプレビュー段階)をサポートしている。Windows Server 2016は5度目のテクノロジプレビュー版がまもなくリリースされ、一般提供は2016年第3四半期になる見込みだ。そして今回、SQL Server 2016の4度目で最後となるリリース候補(RC)版が4月15日に公開された。このため、近いうちに製造工程向けリリース(RTM)版がリリースされるはずだ。
BizTalk Server 2016では「Office 2016」と「Visual Studio 2015」のサポートも追加されている。また、今回のリリースから「BizTalk Server Azure仮想マシン」が本番環境でも完全サポートされ、SHA-2ハッシュ関数もサポートされるようになっている。
さらに、BizTalk Server 2016のCTP1版と同時に、関連製品である「Host Integration Server(HIS)2016」のCTP1版もリリースされている。同製品では、BizTalk Server 2016とWindows Server 2016、SQL Server 2016、「Windows 10」に対するサポートが追加されている。
Microsoftのドキュメントによると、BizTalk Server 2016とHIS 2016の一般提供はいずれも今秋になる予定だ。2015年に発表された同社の統合ロードマップによると、BizTalk Server 2016のリリース予定は2016年第4四半期となっているため、開発は順調に進んでいるようだ。
これらの製品や、オンプレミスとクラウドを統合するその他の製品に焦点を当てるイベントINTEGRATE 2016は5月11日よりロンドンで開催される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。