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進化するスマートデバイスのアプリ管理手法--コンテナ化とアプリラッピング

小田中俊博

2016-05-13 07:00

 前回は、ビジネスモビリティの重要性およびEMM(エンタープライズモバイル管理)の概要について説明した。今回はEMMの機能の中でも特にMAM(モバイルアプリケーション管理)にフォーカスし、スマートデバイスを活用して業務効率を向上させる具体的な手法について詳細に解説する。

モバイルアプリケーションの重要性

 スマートデバイスの登場から約8年が経ち、現在ではコンシューマだけではなく企業でもスマートデバイスを活用する機会が増えてきた。例えば、資料をスマートデバイス上で表示させ、画面共有し、ペーパーレスの会議を実現する。また、移動中の承認処理は、PCではなくスマートデバイス上でアプリを起動することで社内ワークフローを効率化する。これらは業務を効率化できるアプリが登場したからこそ実現できる内容である。

 このように、スマートデバイスおよびモバイルアプリの普及により場所を問わず業務を実施し、生産性を向上させることができるため、モバイルアプリの必要性を認識することがますます重要になる。

 なお、最近の統計では、1つ以上アプリを開発している企業の割合は75%にもおよぶ。AppStoreやGooglePlayだけでも、モバイルアプリの数は約50万も存在していることも考えると、今後もますますモバイルアプリは増えていくだろう。

モバイルアプリケーション管理(MAM)とは

 MAMについては前回の記事でも触れたが、ここで少しおさらいする。

 先に紹介したように、モバイルアプリの数は膨大であり、機能が似たようなものも多々ある。しかし、業務アプリとして、各々が利用しやすいものを自由にインストールして利用してしまうと、企業側の管理が行き届かなくなる。その結果、セキュリティの欠如が発生し、情報漏えいにつながってしまう恐れもある。この課題に対応するために、MAMが重要となる。

 MAMとは「業務利用するスマートフォンなどの携帯情報端末で利用されるアプリケーションソフトを統合的効率的に管理する手法」と紹介した。そして、利用する端末は、会社支給かBYOD(個人利用端末)かは問わない。

機能の例

  • 社内アプリカタログを作成して、必要なアプリのみインストールする
  • アプリ単位のVPNを用いてセキュアに効率よくアプリを使用する
  • 経費精算アプリをモバイルアプリから利用する
  • モバイルアプリを利用して社外からでもワークフローを効率化する
  • 社内のメールサーバに接続してメールやスケジュールを閲覧する
図1:MAMの機能例
図1:MAMの機能例

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