7月に入り「Dynamics 365」を発表したMicrosoftが米国時間7月7日、さらに新しいバンドルとして「Secure Productive Enterprise」を発表した。「Windows 10 Enterprise」「Office 365」および「Enterprise Mobility + Security」(旧「Enterprise Mobility Suite(EMS)」)を組み合わせたものとなる。
Microsoftは「Office 365」以来の製品名ポリシーを守り、「Secure Productive Enterprise E3」「Secure Productive Enterprise E5」の2つの選択肢を提供する。
E3は「Office 365 E3」「Enterprise Mobility + Security E3」「Windows 10 Enterprise E3」で、E5は「Office 365 E5」「Enterprise Mobility + Security E5」「Windows 10 Enterprise E5」で構成される。
Windows 10 Enterprise E3はWindows 10 Enterpriseの新しい名称だと、Microsoftの代表者は説明している。Windows 10 Enterprise E5は、攻撃を検出して対応するMicrosoftの新サービス「Windows Defender Advanced Threat Protection」を含むものだ。
Microsoftが以前明らかにしていたガイダンスによると、Windows 10 Enterprise E3とWindows 10 Enterprise E5は、8月2日に提供を開始することになっていた。しかし、7日のブログ記事では、Windows 10 Enterprise E5については「今夏」となっている。
Microsoftによると、現行のEMSサービスは「Enterprise Mobility + Security E3」となり、既存のEMS顧客はそのまま利用できるという。最新のEnterprise Mobility + Security E5はE3に機能が追加されたものとなり(現時点では不明)、Microsoftは2016年第4四半期に提供を開始するとしている。
Secure Productive Enterprise E5は、2016年後半に提供を開始する。同E5は、「Office 365 E5」がハイエンドで最も多機能(で高価)であるのと同様、ハイエンドのWindows 10バージョンとなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。