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「最高」を構想したらブロックチェーンに行き着いた--ベンダー座談会(1) - (page 4)

小船井健一郎 山田竜司 (編集部)

2016-09-13 07:00

ブロックチェーンは社会にどういう影響を与えるか

 小川氏:まずブロックチェーンという技術が、ビジネスやシステムにどういった影響を与えていくのか。それが企業の方々に関心の高いところではないかと思います。その前段として、ブロックチェーンのビジネスへの活用はどうなるか、そしてブロックチェーン2.0とは言われるものは何か。


朝山貴生 テックビューロ 代表取締役所長

 朝山氏:まずブロックチェーン2.0の前に、ビットコイン2.0の話が必要だと思います。ときおり「ビットコインはブロックチェーン技術を使った第一の成果物だ」という表現をメディアなどで見かけますが、それはまったくの逆です。「ビットコインで生まれた勘定技術にブロックチェーンという名前がついた」のです。ビットコインが創始者で、はじめにビットコイン1.0が生まれ、「同じコンセプトのものを使って通貨ベースの他のブロックチェーンプロジェクトができた」というのが、いわゆるビットコイン2.0です。これは、だいたい2015年くらいに広く使われました。

 そのなかから、今度はさらに「技術としてのブロックチェーンを違う用途に使おう」という流れがでてきました。それまではずっと、「『暗号通貨』と呼ばれる通貨の価値向上を目指そう」というコミュニティばかりでした。そこから、それを違う用途に使いはじめたのがブロックチェーン2.0です。

 そのなかでもふたつに分かれます。ひとつは、通貨だけでなく予測市場やETHEREUMのような、安全な分散型の計算機「ワールド・コンピューター」に乗せてしまおうというパブリック型のブロックチェーンです。そしてもうひとつは、それが動くネットワークを構成するコンピュータが、一企業体や複数の団体に所属するプライベート型のブロックチェーンです。つまり、通貨以降のブロックチェーンプロジェクトが2.0と呼ばれている傾向にあります。

 杉井氏:コインでいうとブロックチェーンレイヤに乗っているビルドインコインの世界が1.0で、そのうえのビットコインプロトコルやブロックチェーンプロトコルの上に乗っているアセット管理システムが2.0。

 朝山氏:はい。あえていうならば、ブロックチェーン2.0とは「ビットコイン以降のブロックチェーンプロジェクト」でいいのではないでしょうか。

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