さとうなおきの「週刊Azureなう」

【Azureなう 11/10号】Azure SQL Databaseが最長10年間のバックアップをサポート

佐藤直生

2016-11-10 11:30

 こんにちは、さとうなおきです。「週刊Azureなう」では、先週の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。

Microsoft Tech Summit開催

 11月1~2日に、東京でエンジニア、アーキテクト向けのカンファレンス「Microsoft Tech Summit」が開催されました。9月に米国で開催された「Microsoft Ignite」のアップデートも含め、最新の技術情報をお伝えしました。

 11月1日午前の基調講演については、記事「AIと人が協働する未来が目の前にある:Microsoft Tech Summit基調講演」でまとめられています。基調講演のビデオも公開していますよ。

 Microsoft Tech Summitの詳細は、「Microsoft Tech Summit」サイトMicrosoft Japan Tech Summit 2016ブログをご覧ください。

Azure Backup:暗号化されたVMのバックアップをサポート

 Azure Backupは、データのバックアップサービスです。6月には、Azure Virtual MachinesのVMのバックアップ機能が強化され、VMがARMベースかASMベースかを問わず、Standard Storage、Premium Storageのどちらを使っていても、Azure BackupでVMをバックアップできるようになっていました。

 また、9月には、Azure Virtual Machinesでディスク暗号化機能が一般提供(GA)になっていました

 今回、Azure Backupが、ディスク暗号化機能を使っているVMのバックアップをサポートするようになりました。ますます幅広いシナリオで、Azure Backupを使えるようになりますね。

 詳細は、Azure Blogのポスト「Azure Backup supports encrypted Azure virtual machines using Portal and PowerShell」、ドキュメント「VMのバックアップ中の暗号化されているディスクの処理」をご覧ください。


暗号化されたVMのバックアップ

Azure Functions:ポータルとホストの新機能をリリース

 Azure Functionsは、サーバーレスアーキテクチャで、C#、Node.js、Pythonなどで書かれた「関数」を実行できる、サーバーレスアーキテクチャのサービスです。現在、プレビューとして提供されています。

 今回、Azure Functionsのポータルとホスト(ランタイム)でいくつかの機能拡張が行われました。

  • ポータル:3ペインのコードエディタで、コードと実行ログを同時に表示可能に
  • ポータル:HTTP呼び出しの実行が簡単に(HTTPメソッド、HTTPヘッダ、クエリパラメータを設定可能)
  • ポータル:HTTP/Webhookトリガーで、利用可能なHTTPメソッドを制限可能に
  • ホスト:カスタムルートをサポート
  • ホスト:ルート接頭辞をカスタマイズ可能に

Azure Functionの3ペインコードエディタ

 詳細は、Azure App Service Team Blogのポスト「Azure Functions portal and host improvements」、ホストのリリースノート (Functions 0.7.10532Functions 0.8.10564)をご覧ください。

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