SOMPOシステムズが新グループウェア--Notesからの移行で得るクラウドの利点 - (page 2)

三浦優子

2016-11-18 08:46

 mitocoは、クラウド環境で開発しているため、「既存のグループウェアはスマートフォン、タブレットなどスマートデバイスを利用する際、ブラウザ経由で利用しなければならなくなるなど、容易に利用できないものが多い。mitocoはシームレスにスマートデバイスで利用できる。さらに他のクラウドサービスとの連携も容易で、社内コミュニケーション、社外とのコミュニケーションの両方に利用できる」(佐藤氏)ことが特徴で、その点がSOMPOシステムズのニーズと合致した。

 また、外部連携では人感センサを利用した会議室が利用されているかを確認するIoT、社用車の利用状況を調べるために車のドライブレコーダーとの連携など、新しいタイプのシステム連携も実現する。

 「システム開発会社という性質上、当社の社員1500人の他に、パートナー企業のスタッフが社員の倍以上の数常駐している。そのため、会議室予約はいつも埋まっている状況だが、予約はしたものの、実際は使われていないケースも少なくないようだ。そうした実態を把握するため、人感センサを活用して、会議室に人がいない場合は、一定時間を超えたら予約をキャンセルする仕組みを試験的に導入。会議室不足解消を実現したい」(小澤氏)

 テラスカイでは、人感センサへの対応、車のドライブレコーダのようなモノと連携したIoTへの対応は、今後も拡充することを計画。新しい時代のグループウェアとして「企業内を超えたソーシャルウェアとしてアピールしていく」(佐藤氏)としている。

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