インターネットイニシアティブ(IIJ)とソフトクリエイトは11月17日、従来から推進してきたクラウド分野での協業を強化し、パートナー契約を締結した。
ソフトクリエイトは、2011年から提供しているクラウドサービス「SCCloud」の基盤にIaaS「IIJ GIO インフラストラクチャーP2」を採用する。IIJは、ソフトクリエイトが提供するクラウドサービスを主に中堅企業を中心に販売していく。
SCCloudは、ソフトクリエイトのクラウドサービスの総称。MOTEXのネットワークセキュリティ総合管理ツール「LanScope Cat」、サイボウズのグループウェア「サイボウズ」、エイトレッドのワークフロー「X-point」などを中心に提供している。
GIOインフラストラクチャーP2は、エンタープライズ向けのクラウドサービス。オンプレミスや他社クラウド環境とのシームレスな連携が可能。パブリッククラウドとプライベートクラウドのメリットを融合させたIaaSを提供する。
両社はこれまで、ソフトクリエイトのネットワークサービス「SCLINE」のラインアップとしてIIJのネットワークサービス「IIJ Omnibusサービス」を販売するなど協業体制を組んできた。今回の提携で、クラウドインテグレーションパートナーとして互いに得意とするクラウドの分野で補完関係を築く。