ドローンを用いてレーザー・写真測量サービスなどを展開しているテラドローンは、1月27日、オーストラリアクイーンズランド州に子会社を設立したと発表した。
オーストラリアでは、日本で実績のある土木測量事業だけでなく、オイルガス、マイニング、鉄道の点検など、独自開発中の技術を活用し、日本では展開していないサービスを提供する。
この際、親会社テラモーターズで蓄積してきた海外展開のノウハウを活用し、オーストラリアでリリースしたサービスを日本はじめ各国に通用するサービスにまで高めていくとした。
テラドローンでは、初の海外拠点をオーストラリアに設立した理由として、オーストラリアでは、ドローンの規制緩和・イノベーション推進策が進んでおり、先進技術を活用した新サービスに挑戦しやすいことを挙げた。
また、広大な国土がありサービスの活用対象が広いこと、人件費が高くドローンをはじめとするロボットによる効率化のニーズが高いこと、ドローンサービスに関する競合がまだあまりいないことも進出理由としている。
さらに同社は1月、イギリスの固定翼型ドローンメーカーQuest UAV社との戦略的提携を発表した。
Quest UAVとは固定翼機を用いた測量サービス・機体自体の販売・新たな機体の共同開発を表明。固定翼機の競合他社の機体に比べてより高精度な写真測量が可能にすると説明している。
固定翼機の利点である短時間で広範囲に撮影できる点を生かし、ダムやメガソーラーなどの大規模開発に活用するとした。

QuestUAV機