NECが自社データセンターでOracle Cloudを販売

日川佳三 2017年02月16日 11時39分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 NECは2月14日、日本オラクルのクラウドサービス「Oracle Cloud」を販売すると発表した。NECのデータセンター設備を使って、2017年第2四半期(4月~6月)に提供開始する。サービスの名称やサービスメニュー、価格などは未定。

 ユーザーが利用できるサービスは、日本オラクルが提供しているOracle Cloudと同じ。具体的には、仮想サーバ環境や、データベースサーバやアプリケーションサーバなどのシステム構築基盤を、従量課金型で利用できる。

 サービスの利用形態も、日本オラクルのOracle Cloudと同じ。基本的な使い方として、NECのデータセンターに設置したクラウド運用基盤から、クラウドサービス型で利用できる。これに加え、ユーザー企業のオンプレミス環境にクラウド運用基盤となるサーバハードウェアを設置し、これを従量課金型で利用する使い方もできる。

データセンター
Oracle Cloudと同じ環境をNECのデータセンターからサービス提供する。NECの既存のクラウドサービスや保守サービス/システム構築サービスと組み合わせて提供できる

 NECからOracle Cloudを購入するメリットとしてNECは、NECの既存のクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」とデータセンター内の構内接続によって連携できる点や、SIベンダーとして保守サービスやシステム構築サービスと組み合わせられる点などをアピールする。

写真
NECで執行役員を務める橋谷直樹氏(左)と、日本オラクルで執行役副社長クラウド・テクノロジー事業統括を努める石積尚幸氏(右)

 サービスの提供に当たってNECは、Oracle Cloudに対応可能な人材を強化する。今後3年間で、1500人のエンジニアを育成する。対象システムも基幹システム以外へと広げ、2020年までに1500億円の事業創出を見込む。

 なお、今回のサービスの前提には、日本オラクルのサービスで、オンプレミスシステムとしてサーバ機を導入しながらOracle Cloudと同じ環境を従量課金型で利用できるサービス「Oracle Cloud at Customer」がある。NECは今回、Oracle Cloud at CustomerをNECのデータセンターに導入し、これをNECの顧客に再販する形でクラウドサービスを提供する。

 SIベンダーによるOracle Cloudの販売例としては、今回のNECのほかに富士通がある。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算