羽田空港で実証、“人がサポートする対話エンジン”でAIを必需品に--Nextremer

飯田樹 山田竜司 (編集部) 2017年03月02日 07時00分

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 機械学習など“人工知能テクノロジ”を使った対話エンジンの研究開発しているNextremerは、「羽田空港ロボット実験プロジェクト2016」にて第一期事業者として選出された。選出された案内ロボット「対話システムMINARAI」は、AIと人とのやりとりに齟齬が生じると、ウェブ会議で人がサポートしており、ウェブ会議を推進するブイキューブとのオープンイノベーションで実現している。Nextremer代表取締役CEO向井永浩氏と、ブイキューブ執行役員 社長室室長の高見耕平氏に、オープンイノベーション実現の背景を聞いた。

--Nextremerはどのような事業を手がけているのでしょうか。

 向井:現在は対話エンジンを作る事業が中心です。今回の羽田空港ロボット実験プロジェクトで展示しているMINARAIのような案内サイネージやチャットボット、ロボットの後ろにあるエンジンを作っています。

--多くの会社がIBMのWatsonを含めて対話エンジンにテクノロジを落とし込んで出しています。差別化のポイントはどこにありますか。


Nextremer代表取締役CEO向井永浩氏

 向井:エンジンを磨くことと標準辞書を作っていくこと、そのためにデータを集めることが大切ではないかと考えています。われわれが手がけるのは、基本的に業務で使われるためのエンジンです。そのため、業務特化型エンジンを磨きつつ、雑談エンジンと組み合わせて会話を代替しています。業務特化型の辞書を作っており、データに関しては業種ごとに特化して進めています。すぐに全業種でできるわけではないので、ブイキューブと展開している窓口業務のところから、空港や銀行、自治体に特化して辞書をそろえていますし、これからも続けていきたいと考えています。

--今回、羽田空港ロボット実験プロジェクトで展示されている「MINARAI」について、反応はいかがですか。

 向井:ロボットや対話型のエンジンは、今までは「面白い」という”fun to have”でしたが、われわれは「これがないと困る」という”need to have”を作りたいと思っています。MINARAIでは、誰でもできる返答は対話エンジンが対応し、対話エンジンでは対応できないときに、ブイキューブのウェブ会議の技術を使って人につなげるという方法をとっています。それによって、業務がしっかり回せるようになり、”need to have”になると考えているからです。また、人につなげたときの正解データを溜めて開発と連携し、さらに対話エンジンの業務が回るようにしていきたいと考えています。一時しのぎ的に人につなげるのではなく、人間が対話エンジンを教えながら、業務を回しつつ、育てていくということです。

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