Windows 10 Creators Update、Windowsストアからのアプリのみインストールを許可する設定提供か

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2017-02-28 11:12

 Microsoftが2017年春にリリースを予定している「Windows 10 Creators Update」には、「Windows Store」で提供されているアプリのインストールのみを許可する新オプションが含まれるかもしれない。

 「Windows 10」の最新プレビュー版は、Windows Storeからのアプリのインストールのみを許可できるようになり、クラシックな「Win32」アプリのインストールを防ぐという。この機能は、消費者や企業がブロートウェアやマルウェアをインストールしてしまうのを防ぐのに役立つかもしれない。この新オプションは、プログラマーのViktor Mikaelson氏によって最初に発見され、MSPoweruserが報じた。4月にリリース予定のCreators Updateに搭載される見通しだという。

 このオプションは、Appleの「macOS」の「Gatekeeper」に似た機能をWindows 10ユーザーに提供する。Gatekeeperでは、ユーザーが「Mac App Store」以外の場所からアプリをインストールしようとすると警告を発するよう設定できる。新オプションは、「Google Play」からのインストールのみを許可するGoogleの「Android」の設定にも似ている。

 「Apps & features」(アプリと機能)設定で、ユーザーは「Allow apps from anywhere」(あらゆる場所からのアプリを許可する)、「Prefer apps from the Store, but allow from anywhere」(Storeのアプリを優先するが、あらゆる場所からのアプリを許可する)、厳格な「Allow apps from the Store only」(Storeからのアプリのみを許可する)の中からオプションを選択することで、アプリをどこからインストールするかを制御できるようになるようだ。

 Storeからのアプリのインストールのみを許可するオプションを選択すると、Windows Storeのアプリのみインストール可能であり、アプリのインストール元をStoreに制限することで、PCのセキュリティと信頼性を維持できる、といった内容のメッセージが表示される。

 それより制限の緩い「Prefer apps for the Store」オプションを選択した場合、ユーザーがStore以外の場所からアプリをインストールしようとすると警告が表示されるが、それを無視してインストールを完了することも可能だ。


提供:ZDNet/Microsoft

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]