Microsoftが2017年春にリリースを予定している「Windows 10 Creators Update」には、「Windows Store」で提供されているアプリのインストールのみを許可する新オプションが含まれるかもしれない。
「Windows 10」の最新プレビュー版は、Windows Storeからのアプリのインストールのみを許可できるようになり、クラシックな「Win32」アプリのインストールを防ぐという。この機能は、消費者や企業がブロートウェアやマルウェアをインストールしてしまうのを防ぐのに役立つかもしれない。この新オプションは、プログラマーのViktor Mikaelson氏によって最初に発見され、MSPoweruserが報じた。4月にリリース予定のCreators Updateに搭載される見通しだという。
このオプションは、Appleの「macOS」の「Gatekeeper」に似た機能をWindows 10ユーザーに提供する。Gatekeeperでは、ユーザーが「Mac App Store」以外の場所からアプリをインストールしようとすると警告を発するよう設定できる。新オプションは、「Google Play」からのインストールのみを許可するGoogleの「Android」の設定にも似ている。
「Apps & features」(アプリと機能)設定で、ユーザーは「Allow apps from anywhere」(あらゆる場所からのアプリを許可する)、「Prefer apps from the Store, but allow from anywhere」(Storeのアプリを優先するが、あらゆる場所からのアプリを許可する)、厳格な「Allow apps from the Store only」(Storeからのアプリのみを許可する)の中からオプションを選択することで、アプリをどこからインストールするかを制御できるようになるようだ。
Storeからのアプリのインストールのみを許可するオプションを選択すると、Windows Storeのアプリのみインストール可能であり、アプリのインストール元をStoreに制限することで、PCのセキュリティと信頼性を維持できる、といった内容のメッセージが表示される。
それより制限の緩い「Prefer apps for the Store」オプションを選択した場合、ユーザーがStore以外の場所からアプリをインストールしようとすると警告が表示されるが、それを無視してインストールを完了することも可能だ。
提供:ZDNet/Microsoft
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。