世界最高峰の人工知能学会「AAAI」では何が語られているのか(前編)

高柳慎一 2017年03月13日 10時18分

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 データ分析、あるいは俗にいう機械学習・人工知能開発を生業としている方々が、業務やサービスの改善、あるいは人間の意思決定をサポートするような活動を通しビジネス貢献をすることが当たり前となってきているように感じます。

  一方、データ分析・機械学習手法は日進月歩であり、日々、自己研鑽し勉強を継続しないとすぐに時代に取り残されてしまうと筆者は強く感じています。

  幸いにして、筆者の勤務しているリクルートコミュニケーションズは、社員の自己研鑽に対して積極的に投資してくれる会社であり、私は、この2月にサンフランシスコで開催されたの Association for the Advancement of Artificial Intelligence (AAAI) に参加することができました。

 このAAAIという国際会議は、世界トップクラスの人工知能に関する国際カンファレンスであり、現在、どのような手法やアイデアが、人工知能の世界で競い合うように提案されているのかを詳しく知ることができる絶好の機会です。

  私が聴講してきた講演内容については既に筆者の勤務先のテックブログにも速報として記載していますが、この記事では、どのような考え方やアイデアが提案されているかについて、より平易に解説したいと思います。

1日目

 ワークショップが2月4~5日に開催されていましたが、カンファレンスの本セッション自体はこの日からのスタートです。本セッションはMIT Media LabのRosalind Picard教授による招待講演(Invited Talk)から始まりました。

  “人間の感情を推定する“という問題に関しては、どのようなデータ分析・機械学習手法を使用するかには依らずに、既に機械学習やそれに基づく人工知能を搭載したデバイス(機械)の方が正しく感情を当てることができるという話題から講演がはじまりました。

 Rosalind Picard教授自身が共同で創業したempaticaという会社が人間の感情を測るために開発しているデバイスの話や、そのような新しいデバイスを使うことなしに、既に多くの人が保有しているスマートフォンの動きから、各種推定を行うスマートフォンアプリケーションについても紹介されていました。

  更に、リアルタイムに感情を推定するための開発キット(Standard Development Kit:SDK)も公開されているなど、人工知能を用いた”人間の感情推定の進化”を非常にわかりやすくまとめられていました。


AAAI(ウェブサイトから引用)

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