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IBMが「IBM Blockchain」の新たなリリースを発表した。IBM Blockchainは、スケーラブルでセキュアなブロックチェーンネットワークを独自に構築できる機能を企業に提供するサービスだ。
IBMのプレスリリースによると、この新サービスはThe Linux Foundationの「Hyperledger Fabric version 1.0」がベースになっているという。
Hyperledgerを利用し、開発者は「IBM Cloud」でセキュアなブロックチェーンネットワークを迅速に構築しホストすることが可能だとIBMは話す。
セキュリティを高めるため、IBM Blockchainは極めてセキュアなLinuxサーバである「IBM LinuxONE」も利用している。
IBMはラスベガスで「IBM InterConnect」カンファレンスを開催中だ。IBMによると、Fabricは「『新たなネットワークメンバーの加入に応じて迅速にスケール可能』な企業向けブロックチェーンネットワークのフレームワークを提供」するという。大規模なユーザーエコシステムと毎秒1000トランザクション以上のトランザクション速度をサポートできるようになるという。
IBM Blockchain担当ゼネラルマネージャーのMarie Wieck氏は、「IBMは、銀行や航空会社、政府、小売業者向けの世界最大規模のトランザクションシステムを何十年も運用してきた経験を生かして、極めてセキュアな企業向けブロックチェーンサービスを構築している。IBMのブロックチェーンサービスは、IBMの『High Security Business Network』上に構築されており、信頼できるオープンな企業向けブロックチェーンサービスを必要とする組織向けに設計されている」と述べた。
さらに、このネットワークはセキュアなサービスコンテナを使って、ブロックチェーン全体でコードを保護する。
IBM Blockchainには、Hyperledger Fabric向けのオープンソースの開発者ツールも含まれる。コーダーがブロックチェーンや既存システムと統合可能なAPIを開発できるように支援することが狙いだ。
新サービスをサポートするため、IBMは新しいブロックチェーン管理ツールも複数公開した。
「IBM Blockchain for Hyperledger Fabric v1.0」は現在、「IBM Bluemix」のベータプログラムを通して公開されている。Hyperledger Fabricも「Docker Hub」で公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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