「Windows 10 Redstone 3」の初となるテストビルドが、「Windows Insider」プログラムの「Fast Ring」ユーザーに公開された。
米国時間4月7日に公開された最新のビルド「16170 for PCs」は、「OneCore」(Windows 10の全エディションに共通の要素)の強化が中心となり、Microsoftの開発者がコードをチェックし始める前に必要となるコードのリファクタリングなどの作業に取り組んだものとなる。そのため、Microsoftの代表者が以前明らかにしていたように、新しいWindows 10機能リリースの初期のビルドには、大きな変更や新機能はないという。また、ビルドの安定性に影響を与える問題が含まれる可能性もあるとしている。
同日にMicrosoftが公開した新機能を紹介するブログ記事によると、今回のビルドでは、アプリやゲームがクラッシュしたり、アップデートがキャンセルされたといったエラーメッセージが出たり、「Narrator」が動かない可能性があるという。特に、「Surface」デバイスのユーザーはインストールする前に注意書きを読むようおすすめする。また、このビルドは「Creators Update」から継続して存在する問題も修正している。
Redstone 3は、「Redstone 2」(Windows 10 Creators Update)に続く機能アップグレードだ。正式リリースは2017年秋になると予想されている。一部のMicrosoftウォッチャーは、Redstone 3に、MicrosoftがCreators Updateで導入を見送った「My People」が登場すると期待している。このほか、「Continuum」の機能強化、OSのルック&フィールの改善なども予想されている。
MicrosoftはメインストリームのPCとタブレットへのCreators Updateのロールアウトを4月11日に開始する。「Windows 10 Mobile」のCreators Updateは、4月25日よりアップデートが開始される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。