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今週の明言

IIJ社長が語る「クラウド市場の読みとシェア獲得への意気込み」

松岡功

2017-05-26 11:00

 本連載「松岡功の『今週の明言』」では毎週、ICT業界のキーパーソンたちが記者会見やイベントなどで明言した言葉をいくつか取り上げ、その意味や背景などを解説している。

 今回は、IIJの勝栄二郎 代表取締役社長と、アマゾンウェブサービスジャパンの岡嵜禎 技術本部長の発言を紹介する。


IIJの勝栄二郎 代表取締役社長

「ホステッドプライベートクラウドサービスで確固たるシェアを獲得したい」
(IIJ 勝栄二郎 代表取締役社長)

 インターネットイニシアティブ(IIJ)が先頃、2016年度(2017年3月期)の決算を発表した。勝氏の冒頭の発言は、その発表会見の質疑応答で、クラウド事業の今後の目標について聞いた筆者の質問に対して答えたものである。

 IIJのクラウド事業における2016年度の売上高は157億円で、前年度比11.1%増と好調に推移した。現状では同年度の全売上高1578億円(前年度比12.2%増)に占める割合は1割程度だが、同社では成長事業の1つと位置付けている。2017年度(2018年3月期)のクラウド事業の売上高は、前年度比14.6%増の180億円を見込んでいる。

 同社のクラウド事業が好調なのは、2015年11月に提供開始したクラウドサービス「IIJ GIOインフラストラクチャーP2」(以下、IIJ GIO P2)が本格的に寄与する形になってきたからだ。勝氏によると、「IIJ GIO P2は今年3月末時点で約800件の引き合いがあり、基幹システムをクラウドへ移行したいという要望が増えてきている」という。

 IIJ GIO P2は、パブリッククラウドとプライベートクラウドのメリットを融合させた形の「ホステッドプライベートクラウドサービス」である。

 IIJ GIO P2をはじめとした同社のクラウド事業に関する実績を表すキーとなる数字については、図に集約されている。中でも興味深いのは、顧客基盤の推移を表したグラフや大口GIO P2案件の記述だ。勝氏によると、「月額1000万円を超える規模の案件が増えてきている」とのことだ。


IIJのクラウド事業に関する実績の推移

 さらに、会見の質疑応答でクラウド事業の今後の目標や見通しについて聞いたところ、勝氏は次のように答えた。

 「IIJ GIO P2で展開しているホステッドプライベートクラウドサービスの国内市場は、2020年に4000億円から5000億円程度の規模に拡大するだろうと見ている。その中で、私たちは1割以上の確固たるシェアをぜひとも獲得したいと考えている。そのために、なお一層、競争力のあるサービスを提供できるように尽力していきたい」

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