富士通研など、オープンデータ活用した企業情報分析ウェブアプリを無償公開

NO BUDGET 2017年06月19日 12時51分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 富士通研究所と富士通は、オープンデータを活用した企業情報分析ウェブアプリを6月15日から無償公開している。国税庁が公開している法人番号とインターネット上に分散している企業に関する“Linked Open Data(LOD)”形式の公開情報を紐付けるもの。

 LODは、Linked Data形式で公開されているデータセット群のことで、現在、900以上の主要なデータ公開サイトがあり、全体では1万以上のデータセットがある。富士通研究所は、2013年からLOD活用検索サービス「LOD4ALL」を展開しており、今回のウェブアプリもLOD4ALLと連携している。

企業情報画面(左)と地域情報画面(富士通研究所提供)
企業情報画面(左)と地域情報画面(富士通研究所提供)

 今回のウェブアプリでは、LODのデータのリンクをたどりながら複数のサイトにまたがる情報を表示できる。同じ調査対象に関して複数の観点で分析し、用途に応じて切り替える複数観点表示機能を搭載している。

 例えば、法人向けの営業担当者が担当地域の企業情報をいち早く入手したり、新規開拓先企業の吸収合併の履歴や地域内での政府調達ランキングなど営業活動に有益な情報を確認したりすることが可能になる。公共団体や金融機関が地域の経済状況や企業間の関係を俯瞰することも可能になる。

 表示される企業情報は、法人概要として企業ロゴなど関連画像、関連企業情報、所在地の地図情報、法人の吸収合併のネットワーク、府省との契約情報など。調達情報では、政府各省庁と企業の主な調達関係をネットワーク状に表示する。また、地域情報としては、地域の産業や法人に関する統計情報、ランキング情報を表示する。

 今後は、データの量や品質を強化しながら、関連する企業情報を紐付けするAPIを通じて、オープンデータとユーザー企業が持つ取引データや顧客情報などの個別の情報を関連付けて分析、表示するサービスを展開していく。このサービスは、富士通が提供するAI活用支援プラットフォーム「FUJITSU Cloud Service K5 Zinraiプラットフォームサービス」の1つとして2017年中に製品化する予定。

新サービスのイメージ(富士通研究所提供)
新サービスのイメージ(富士通研究所提供)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
ハードから読み解くITトレンド放談
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化